これを校(くら)ぶるに計を以てして其の情を索(もと)む。曰く、主は孰(いず)れか有道なる、(始計)|1月4日
Release: 2020/01/04 Update: 2020/01/18
これを校(くら)ぶるに計を以てして其の情を索(もと)む。曰く、主は孰(いず)れか有道なる、(始計)
校之以計而索其情。曰、主孰有道、(将孰有能、天地孰得、法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明。吾以此知勝負矣。)
「彼我の優劣を比較するときには次の七条件をくらべる。
一、君主はどちらがよい政治を行っているか、
二、指揮官はどちらが有能か。
三、天の時と地の利はどちらが有利か。
四、法令はどちらが遵守されているか。
五、部隊はどちら強いか。
六、訓練はどちらがよいか。
七、賞罰はどちらが厳正か。
わたしはこれらの点を比較して勝負の見通しをたてる」
将は孰れか有能なる、天地は孰れか得たる、‥‥吾、これを以て勝負を知るかな。
1月4日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
豪傑ー文王なしと雖も猶ほ興る 文王を待ちて而る後に興る者は凡民なり。夫の豪傑の士の若き文王なしと雖も猶ほ興る。(尽心上十章) ぶんおうをまちてしかるのちにおこるものはぼんみんなり。かのごうけつのしのご…
「報徳記」と「夜話」に学ぶ 極端に言えば、小中学校では尊徳翁の「報徳記」と「夜話」とを読ませれば、修身書はいらぬとも言えるほどです。教科書を躬をもって突き抜けていくだけの信念がなくては、何を言っても無…
子は親の心の実演 子供は親そのままである。顔形から、身ぶりから、言語の言いぶりから、くせに到るまで・・。 だから子供の手が負えぬ、悪くて困るという時、その原因はことごとく両親にあると知って、自分を改め…
生き物を愛する心 屋敷の中に寄ってきた動物は、それが何であろうと、いじめぬように可愛がっていきたいものです。 チョウ、ハチ、アブ、ガ、小虫、二~三坪の庭にでも、いろいろの動物がやって来て、にぎやかなこ…
はたらきと遊び はたらきも、気持ちよくやっておればこれほど愉快なものはなく、はたらき自身が遊びとなる。 昔の人が、「芸に遊ぶ」といったのは、この境地をさしたのであろう。 そう見てくると、はたらきと遊び…