勝ちは知るべくして、為すべからず。(軍形)|2月6日
Release: 2020/02/06 Update: 2020/02/11
勝ちは知るべくして、為すべからず。(軍形)
勝可知、而不可為。
「勝利は予見することはできる。だが、勝利を無理に作り出すことはできない」
万全の準備を整え、敵にスキを見せなければたいていの場合は勝つ。だから、勝利を予測することはできる。だが、こちらがいかに周到な準備をしたからといって、つねに勝てるとはかぎらない。
敵の方にも万端の準備があれば、当方の態勢だけでは不充分だからである。こういう点に鑑みて、孫子は”勝可知而不可為”といったのであろう。
2月6日、孫子・呉子一日一言(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
自分だけが準備万端ということはありませね。
相手も準備万端であれば勝てません。
勝てる時にだけ戦うことはとても重要です。
情報収集がとても大切ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
己を尊び人に及ぼす 己の、大きな向上、躍進、完成は、己を空しくすることである。身をささげることである。ここに必ず真の幸福が添うのである。 己を尊ぶ心そのままを人に及ぼしてこそ、世界は尊敬の光につつまれ…
親の恩 愛育の恩とか、教育の恩とか、生み育てた恩、これが父母の恩であるが、それが自然のうちに行われるので、恩の感じがしない。何十年も同じ家に住み、共に健康で、苦しみに出逢ったことなどない親子の間には、…
苦難を喜ぶ 苦難は人がその生活を誤って不自然な姿に立ち向かっている時、これを警告してくれる自然の信号である。その符号は、「苦しみ」「なやみ」といった外形をとってあらわれる。従って苦しみがおこったときは…
人の長たる人において最も重要な資質は、一方では、多くの人々を容れる包容力ふあると共に、さらに今ひとつの資質として、「断」を下しうる処がなくてはならぬからである。けだし「断」は現実界における決断、決定の…
三十年を生き抜く 道元禅師は「某は坐禅を三十年余りしたにすぎない」と言うておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実…