圮地には吾将に其の塗を進まんとす。(九地)|8月4日
Release: 2020/08/04 Update: 2020/08/04
圮地には吾将に其の塗を進まんとす。(九地)
圮地吾将進其塗。
「行軍の難儀な圮地においては、わたしは、進軍をつづけて一刻も早くそこを脱することを考えねばならない」
圮地は絶地の中にのみあるとはかぎらないが、山林、険しい所、湿地帯など、行軍の難儀する地域のことである。こういう場所では進軍あるのみで、一刻も早くそこを離れ、部隊を展開できる所、行軍が自由にできる所へ出なければならない。
”塗”は”途”と同じ意味である。
8月4日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
戦ってはいけない場所が圮地。
こういう場面はビジネスでもあるでしょうね。
すばやくやり過ごす。
前へ進むことだけが大切な場面。
すばやく通過です。
今日一日がんばります。
関連コンテンツ
子噲、人に燕を与ふるを得ず。子之、燕を子噲に受くるを得ず。(公孫丑下八章) しかい、ひとにえんをあたうるをえず。しし、えんをしかいにうくるをえず。(こうそんんちゅうだいはっしょう) 【訳】 燕王子噲は…
将、敵を料(はか)ること能わず、少を以て衆を合せ、弱を以て強を撃ち、兵に選鋒無きを北と曰う。(地形) 将不能料敵、以少合衆、以弱撃強、兵無選鋒曰北。 「将軍が敵の力を正当に評価できない、少数の兵力をも…
夫れ勢い均しきとき、一を以て十を撃つを走と曰う。(地形) 夫勢均、以一撃十曰走。 「彼我両軍の勢力が拮抗しているとき、一の力で十の力の敵と戦う羽目に陥ったばあいは、これを敗走するというのである」謀攻篇…
ほんとうの働きとは 生きているということは、動いているといことである。 動くのは、働くのである。その働きが、運動が、雑であるときは、はたらきと見える。 ああ今日は働いているな、という間は、まだなまける…
戦道必ず勝たば、主は戦う無かれと曰うとも、必ず戦いて可なり。(地形) 戦道必勝、主曰無戦、必勝可也。 「必ず勝つという見通しが立てば、たとえ主君が戦うなといっても、戦ってよい」これも前日の文章をふまえ…