毎日実行する|2月20日のことです。
Release: 2018/02/20 Update: 2019/01/12
或る青年が、採用試験を通らなかったというので、何か心得はないか、ということであった。私は受験の心得を一通り話した後、「一日一回、今までしないことを毎日実行しつづけるがよい」と申した。
青年は、直ちに実行した。それは「朝起きると同時に、鎮守の森まで行ってくる」ということである。
受験日が来た。そしてその結果、採用通知の書類がとどいた。あとで聞いてみると、その青年は試験に通るように願掛けしたのではない。毎朝行って来ようと、心にそれだけ守り続けたに過ぎぬ。
丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)、2月20日のことです。
やっぱり毎日続けてみるだけでも変化が起きるものですね。
毎日ですから。
ただやってみる。
実行、実践する。
それだけのことでもいいということです。
何か一つ増やせるて続けられることを考えてみます。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
一朝の患なきなり 自ら反して忠なり、其の横逆由ほ是くのごとくなれば、君子は曰はん、(中略)此れ亦妄人なるのみ、此くの如くんば則ち禽獣と奚ぞ撰ばん、禽獣に於て又何ぞ難ぜんと。是の故に君子は終身の憂ありて…
孔子、春秋を成して乱臣賊子懼る。(滕文公下九章) 【訳】 孔子が『春秋』を作られたので、世を乱す家臣や親にそむく子らは、自分の非を恥じ、かつ恐れるように(なり、悪いことをしなく)なった。 孟子一日一言…
人間は四十までは、もっぱら修行時代と心得ねばならぬということです。現に山登りでも、山頂まではすべてが登り道です。同様に人間も、四十まではいわゆる潜行密用であって、すなわち地に潜んで自己を磨くことに専念…
一時なり 彼れも一時なり、此れも一時なり。(公孫丑下十三章) かれもいちじなり、これもいちじなり。(こうそんちゅうげじゅうさんしょう) 【訳】 あの時はあの時、今は今だ。 〇松陰は、「君子には、己れに…
命名の意義 わが国では、昔から、造った品に名をつけていました。刀で申しますと、「菊一文字」とか、「浪切丸」とかいうのがあります。 人間の名づけは、元服の式、命名の式になります。一人前になったという印に…