水使いを嫌うな|2月7日のことです。
Release: 2019/02/09 Update: 2019/02/09
水使いを嫌うな
私が中学校長をしていた或るクラスに有名なシモヤケのひどい生徒がいた。
ある寒風の吹く日、生徒が教室で掃除をしている。はいって行くとそのシモヤケの生徒がいる。見ると雑巾を二本の棒ではさんで、板の上になでている。
「君は、水使いをきらって、なまけ根性一ぱいでいるから、そんなひどい霜焼けになるのだ、その手をざぶんと水につけて、この通り、両手でしっかりと拭いて見給え」と、言い聞かした。
それか一週間、何年間も冬ごとに出来たシモヤケがきれに直っていた。
丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)2月7日の言葉です。
敢てやってみることも大事なことです。
嫌うからそういう反応が出るということもあるかもしれません。
嫌なことから逃げずに立ち向かってみる。
何事も前向きにとらえてやってみることをしてみます。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
目下の人の信頼を得る 人間というものは、自分より目下の人から、思いやりのある人と慕われるような人間になるということ、必ずしも容易なことではないわけです。これは立場をかえて、諸君らが下級生から見られた場…
老年になって読む伝記 伝記は何人にとっても必要であり、またいかなる年齢の人も読むべきであって、たとえばもはや老年になって、ほとんどなすべきことがないような人でも、偉人はその晩年をどのように過ごしたかと…
引き上げぶり 仕事の場合、時間がきたら、さっさと引き上げる。それは最もよいことである。 すべての仕事を、始末をつけ後片付けをして、道具、機械、物、そうした私の一日の仕事を助けてくれ、そうさしてくれた、…
よきお客ぶり 「引き上げぶり」、これは出発にもまして大切なことである。 演説などが、最初の第一声が大切である以上、最後のむすびが肝要である。 噺家などは、出てくる第一声はたいして苦労しない。しかし最後…
男の心意気 仕事にかかる時は、帯を締め直さねばならぬ。太古の人たちは、野山で切り取ったかずらを腰に結び、平安朝時代のみやびおは石で飾りをつけた帯を束帯の上にしめた。 帯が地肌にしめられたものが「ふんど…