清貧を楽しむ|3月11日のことです。
Release: 2018/03/11 Update: 2018/03/11
古来、官史・教育家、その他いわゆる俸給者は、多くの物質をもつと、だらだらするのである。それは、物質のかかわりない生活をすべき天職にあるからである。
官史や学校の先生や警察官なんぞが、富商のように豪華な生活をし、金殿玉楼に住んで、何が面白いのだろう。そんなところに、真の喜びはないはずである。
学者も同じことである。貧家に生まれ、清貧を楽しんで、少しばかりの俸給に一身一家をたくして、少しも心を乱さずに勉強し研究し続けた人ばかりが大成している。
3月11日、丸山敏雄一日一話(幸せになるための366話)の言葉です。
俸給という言葉をはじめて知りました。
国家公務員の給料のこと。
そもそも安定した給料や人よりいい暮らしがしたいからそこを目指すような感じになっているようにも感じます。
清貧を楽しむ。
なかなか難しいことです。
一生懸命に続けることが大切ですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
物は生きている 物は生きている。着物も、道具も、機械も、金銭も皆生きている。 大切につかえば、その持ち主のために喜んで働き、粗末にあつかえば、すねて持主に反抗するだけでなく、時には腹立てて食ってかかる…
人の生命を神にうけているが、一度生まれれば、各々の自性をうけて自由となる。この自由は、舞台における俳優の自由である。 人生は演劇である。劇作家、監督、演出、それはただ一人でかねていて、到らぬくまもなく…
生死一如 われわれは、自己の生に徹することによって生を超えると共に、そこにおのずから死をも超える道が開かれてくるのであります。かくして人生を真に徹して生きる人には、生死はついに一貫となり、さらに一如と…
体の不思議 世の中に不思議は多い。しかし、人の肉体ほど不思議なものはない。 顔に二つの写真機がすえつけてある。両側には、見事な受信機の耳をもってる。その下の鼻の窓、口の門戸、内臓の一つ一つ、手足の自由…
希望は心の太陽 夜が明けたから、日が出るのではない。日が出たから夜が明けて、万物が眠りからさめて、生々と活動をはじめるのである。 夜になっても、太陽はなくなったのではない。地球はいつも太陽の光明の中に…