2019年3月の記事

与ふるを得ず|3月2日のことです。

孟子 2019/03/03公開

与ふるを得ず 子噲、人に燕を与ふるを得ず。子之、燕を子噲に受くるを得ず。(公孫丑下八章) しかい、ひとにえんをあたうるをえず。しし、えんをしかいにうくるをえず。(こうそんんちゅうだいはっしょう) 【訳 ・・・

知ることは信ずること|3月2日のことです。

丸山敏雄 2019/03/03公開

知ることは信ずること 人は、縄をもっては、その肉体をしばる事はできるが、その精神をくびることは出来ぬ。 人の心をかなしばりにしばりつけるものは、ただ一の信(まこと)あるのみである。 「士は己を知る人の ・・・

「すなお」とは|3月1日のことです。

丸山敏雄 2019/03/03公開

「すなお」とは すなお」とは、張りきって、その時・その場所に一ぱい(全)に充ちていること、楽しく朗らかに力一ぱい働いていることである。だから「スナオ」の元は、はり(緊張)である。春は、張るで、冬の寒さ ・・・

未だ以て言ふべからざるか|3月1日のことです。

孟子 2019/03/03公開

未だ以て言ふべからざるか 今、既に数月なり、未だ以て言ふべからざるか。(公孫丑下五章) 【訳】 (蚳鼃(ちあ)さんの司法官の士師となり)もう数か月もたったのに、まだ(王の失政を諫めたという話を耳にしま ・・・

唯だ理に当たるのみ|2月28日のことです。

孟子 2019/03/03公開

唯だ理に当たるのみ 尹氏曰く、言ふこころは君子の辞受取予は唯だ理に当たるのみと。(公孫丑下三章) 【訳】 尹氏がいっている。「(孟子が)いいたいことは、心ある立派な人が他者から物を受け取るかの基準は、 ・・・

正しく着物を着る|2月28日のことです。

丸山敏雄 2019/03/03公開

正しく着物を着る 女は、なるべく美しくなるように心がけなくてはならぬのです。なぜか。 正しく着物を着ると心が正しくなる、きれいな着物を着ると心も美しくなる。 これは、着物をもって心も美しくするというこ ・・・

男も気概|2月27日のことです。

丸山敏雄 2019/03/03公開

男も気概 男は、人の見ぬところでゴソゴソするものではありません。 堂々と、「この私を見てくれ」というのでなくてはウソであります。 角力はすっ裸になる、これはうそもかくしも無いという意味なのであります。 ・・・

召さざる所の臣あり|2月27日のことです。

孟子 2019/03/03公開

召さざる所の臣あり 召さざる所の臣あり。(公孫丑下二章) 【訳】 (これから大きな功業を成し遂げようとする君主には)決して呼びつけにはしない家臣がいる。 〇松陰は、「劉備には(家臣であっても、自分より ・・・