天と取引する|8月14日のことです
Release: 2019/08/14 Update: 2019/08/14
天と取引する
ある人が船の売り買いをしていた。時によると、昔の金で何十万かが、全く取れない状態になるときがある。その人の得意は、いかぬと見るや一切請求しない、きれいさっぱりと捨ててします。
それが日頃は計算にかけては実に綿密で、一銭一厘おろそかにせぬ人。
ある人がいった、「それでは不安ではありませんか」と。
「いや、君らは人間と取引きしている。わしは天と取引きしている。不安など思う事さえ、もったいない気がする」と。
8月14日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
天と取引している。
捨てる時には捨てる。
実際、商売をしていると無理と感じることもありますね。
そんな時には潔く諦めるということも大事ですね。
しかし、取るべきものは取るという姿勢も普段から大事にしなければいけませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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