修身教授録

読書 ② 67

森信三 2024/03/19公開

その反面、滋養の取り過ぎにも問題があるわけですが、こういう人も所謂読書家といわれる人々の中にもあるわけで、これは真の実践的エネルギーに繋がらない読書だからであります。真に実践に繋がらないとは、その人自 ・・・

主体を立てる

日記 2023/02/27公開

主体を立てる 「一剣を持して起つ」という境涯に到って、 人は初めて真に卓立して、 絶対の主体が立つ。 甘え心やもたれ心のある限り、 とうていそこには到り得ない。 #森信三一日一言 #森信三 #森信三運 ・・・

置土産

日記 2023/01/17公開

置土産 今諸君らの生活が、真に深く、かつ内面的に大きかったならば、諸君らの精神は、必ずや後に来る人々のために、一種の置土産となることでしょう。さらにまた、私共のように教職にある者としては、その精神は、 ・・・

一生を真実に生きる

日記 2023/01/17公開

一生を真実に生きる 世の中が正直だということは、この一生を真実に生きてみたら、おのずと分かることだと思います。それが正直と思えないというのは、結局そこに自分の自惚れ根性がひそんでいるせいです。同時にこ ・・・

人生の道を真実に歩む

日記 2023/01/17公開

人生の道を真実に歩む とにかく諸君!人生の道は深くして、その味わいは実に窮まりないのです。希わくば諸君!この二度とない人生を、できるだけ真実に歩まれることを切望して已まないしだいです。【283】 #修 ・・・

私の楽しみ

日記 2023/01/17公開

私の楽しみ 私の楽しみは諸君らがほんとうに生命がけになったら、一生かかってどれくらいの人間になれるかということです。つまり人間、大学や専門学校など出なくても、その人の覚悟と勉強しだいでは、どれほどの人 ・・・

個人に尽くす一つの途

日記 2023/01/16公開

個人に尽くす一つの途 (故人に尽くす一つの途)故人の書き残したもの、並びに生前故人と親しかった人々の、故人に対する思い出などを書き集めて、それを何らかの形で印刷して、故人の生前を知っている人々の間に頒 ・・・

肉体が滅びても

日記 2023/01/16公開

肉体が滅びても 一人の偉大な教師の存在によって、二十年、三十年、否、時には四、五十年の後に、その地方が根本から立ち直って、そこに新たなる民風が起こるというのでなければならぬでしょう。その時、その種子を ・・・

安じてこの世を去る

日記 2023/01/14公開

安じてこの世を去る この世にある間は、自分の全力を挙げてこの世の務めを尽くす。これやがて、安じてこの世を去る唯一の秘訣でありましょう。いざという時に心残りのない道、これ真に安じて死に得る唯一の道であり ・・・

偉人の背景を知る

日記 2023/01/14公開

偉人の背景を知る 私達は、優れた方々に接する機会のあった場合には、その完成された老境の美を見逃さないように注意すると共に、又そこまで到達せられた生涯の惨苦に充ちた歩みにまで、思い至るようでなければなら ・・・