正常心|7月12日のことです。
Release: 2018/07/12 Update: 2018/07/12
正常心
動物は、本能によって、異常な働きをする。暗夜に物につき当らぬ。渡り鳥が、その方向を間違えぬ。
人は、そもそもそうした本心を持っているのであるが、我がままに堕して、そうした能力を失ってしまった。
けれども、邪念妄想に捕らわれても、これにみがきをかけると、更に前よりも高い磨きのかかった、至心の境に至るものである。こうして得た「人の正常心」は動物のそれ(本能)をはるかに超えた、高い心境に到達する。
人類の文化は、この人類独特の高い心に基づくものである。
7月12日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
人間には動物的な本能が無いかというとそういうわけではありませんね。
そういう感覚もあります。
しかし、理性というかそういうものが働き今の社会を形成しています。
たしかに邪念、妄想があり愚かな行為を今も繰り返していますが動物の本能を超えるものを人間はもっているのはたしかなことです。
人類をそういう感覚で見てみるというのもまたおもしろいですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
貧乏の時に、くよくよし、泣きごとを言い、食事もすまぬ・・・という人は豊かになると、心が急に大きくなって、威張りちらし、むだづかいもする、心のしまりをなくしてしまう。 プラスもマイナスも、共によいことで…
ウグイスを見て思うのであるが、一日どれだけのものを食うのであろう。コオロギ、キリギリスに甘露をなめさせたら、いったいどれだけなめるのであろう。チョウチョウ等は、ほとんど何も食わぬように見えるが、何日か…
うまくいかぬときは うまく行かぬから、望みを失うのではない。望みをなくすから、崩れて行くのである。 みかけがよく見えたり、悪しく見えたりするのは、ただ表面の変化であり、それは、すでに大きくのびるための…
柳は緑、花は紅 お堀端に、柳の糸が春風に吹かれて、薄緑の若芽をしなやかに波打たせる。花屋のウインドーには、真赤なガーベラの花が束ねられて、花瓶にさしてある。「柳は緑、花は紅」 もともと物そのものは、美…
現在に生きる 人は常に、現在の一瞬に生きている。そのほかは我はなく、これを外しては人生はない。 過去はすぎさった現在であり。未来は来ようとする現在である。ただ今に生きる、これが人生である。 現在の一瞬…