諸侯の宝―土地と人民と政事|12月15日のことです。
Release: 2018/12/16 Update: 2018/12/16
諸侯の宝―土地と人民と政事
諸侯の宝は三、土地と人民と政事なり。珠玉を宝とする者は殃必ず身に及ぶ。(尽心下二十八章)
しょこうのたからはみっつ、とちとじんみんとせいじなり。しゅぎょくをたからとするものはわざわいかならずみにおよぶ。(じんしんしもにじゅうはっしょう)
【訳】諸侯の宝は三つある。それは、土地と人民と政治である。しかし(この三つの宝を尊重しないで)無用な珠玉などの類を宝とするような者は、必ずや災害がその身に及ぶ(こととなり、国は滅亡するであろう)。
12月15日、孟子一日一言の言葉です。
物に執着するとろくなことにはなりませんね。
商売でも自分のことだけを考えている必ず問題がおきるものです。
気を付けなければいけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
性は猶ほ杞柳のごとし 性は猶ほ杞柳のごとし(告子上首章) せいはなおきりゅうのごとし(こくしかみしゅしょう) 【訳】 (告子がいった)「人間の性の本性は水辺に生える柳のような(どちらにも曲げることがで…
親を親しみて 親を親しみて民を仁し、民を仁して物を愛す。(尽心上四十五章) 【訳】 まず親族に心から親しみ、その心を推し広げて人民に仁をほどこし、人民に仁ををほどこした後、物を愛するのが正しいあり方で…
夜以て日に継ぎ 其の合わざるものあれば仰いで之れを思ひ夜以て日に継ぎ、幸いにして之れを得れば坐して以て旦を待つ。(離婁下二十章) そのあわざるものあればあおいでこれをおもいよるもってひにつぎ、さいわい…
理なり、義なり 謂はく理なり、義なり。(告子上七章) いわくりなり、ぎなり。(こくしかみななしょう) 【訳】 (万人がひとしく認めるもの)それは(我々の心に固有の)道理であり、徳義である。 〇松陰は、…
罪・恥 位卑くして言高きは罪なり。人の本朝に立ち道行はざるは恥じなり。(万章下五章) くらいひくしてげんたかきはつみなり。ひとのほんちょうにたちてみちおこなわざるははじなり。(ばんしょうしもごしょう)…