進みて禦(ふせ)ぐべからざるは、其の虚を衝けばなり。退きて追うべからざるは、(虚実)|3月3日
Release: 2020/03/03 Update: 2020/03/03
進みて禦(ふせ)ぐべからざるは、其の虚を衝けばなり。退きて追うべからざるは、(虚実)
進而不可禦者、衝其虚也、退而不可追者(速而不可及也。)
「進撃して行って敵がそれを防ぎきれないのは、敵の虚をつくからである。わが軍が退却しているときに敵がそれを追撃しきれないのは、(退却のスピードが速くてそれに追いつくことができないからである)」
攻撃にさいしては、敵の兵力の少ない地点や手薄な個所をしゃにむに攻めたてる。退却の場合は、スピードを速くして敵が追いつけないようにする。これが戦術のポイントである。
速やかにして及ぶべからざればなり。
3月3日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
この当たり前のように思えることが出来ないのでしょうね。
虚をつくこと。
意表を突く攻撃を常に心がけることが大事。
ビジネスにたとえると何か新しいことを行なっていくことは虚をつくことになるかもしれませんね。
弱小は常にそこに頭を巡らさないと生き残れませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
大吏怒りて服せず、敵に遇えば懟(うら)みて自ら戦い、将は其の能を知らざるを崩と曰う。(地形) 大吏怒而不服、遇敵懟而自戦、将不知其能曰崩。 「指揮官と他の将校の折合いが悪く、将校たちは指揮官に不満を抱…
死地には則ち戦う。(九地) 死地則戦。 「死地では、戦う以外に生き残る道はない」”死地”とは速やかに戦わなければ全滅してしまう地域である。このような地域にはまりこんだら、ただ勇戦あるのみだ。なぜなら、…
凡(およ)そ兵を用(もち)うるの法、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。(諜攻) 凡用兵之法、全国為上、破国次之。(全軍為上、破軍次之。全旅為上、破旅次之。全卒為上、破卒次之。全伍為上、破伍…
治を以て乱を待ち、静を以て譁(か)を待つ。此れ心を治むる者なり。近きを以て遠きを待ち、(軍争) 以治待乱、以静待譁。此治心者也。以近待遠、(以佚待労、以飽待飢、此治力者也。) 3月30日、商いの心一日…
天とは、陰陽、寒暑、時制なり。地とは、遠近、険易、広狭、死生なり。(始計) 天者陰陽寒暑時制也。地者遠近険易広狭死生也。(将者智信仁勇厳也。法者曲制官道主用也。凡此五者将莫不聞。知之者勝、不知者不勝。…