一歩外の出る|8月31日のことです。
Release: 2018/08/31 Update: 2018/08/31
一歩外の出る
君は、服がないという、住宅が狭苦しいとこぼす。
なるほど、君の肉体は破れ服に包まれ、見すぼらしい家に暮らしているのであろう。
それはまちがいないことだ。
しかし心は、いつまでも破れ服の中からでていけないというわけはなかろう。
君の精神は、いつまでも、破れ屋の破れ畳にへばりつけておくか。
一歩外に出て見たまえ、大空の碧さを、天空に散らばる星の美しさを。
8月31日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
何か辛いことがあっても一歩外にでてみるとまた違ったものもあるかもしれません。
人はそれぞれに感情がありますし、今の感情が正しいのかどうかも分からない時もあります。
でも、時間というのはそれぞれに均等ですから外に出ないにはもったいないですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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