仁人は天下に敵なし|11月24日のことです。
Release: 2018/11/24 Update: 2018/11/24
仁人は天下に敵なし
仁人は天下に敵なし。(尽心下三章)
じんじんはてんかにてきなし。(じんしんしもさんしょう)
【訳】
仁を好む者が天下無敵である。
〇松陰は、「本章の主意は、この一句にあると思う。『書経武成篇』に、仁者である武王が紂を討った時、激戦の血が杵を流したとある。これを誤解する者があってはいけないので、先に『尽く書を信ぜば則ち書なきに如かず(書にあることをすべて信じるならば書などない方がいい)』と述べ、そして、改めてこの言葉を入れたものであろう」と記している。
11月24日、孟子一日一言、今日の言葉です。
言い切るというのは潔さを感じます。
これがすべてだと。
人間は弱いのでこれぐらい貫く言葉がしみるんでしょうね。
天下無敵。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
廉・恵・勇を傷る 以て取るべく、以て取るなかるべし。取れば廉を傷る。以て与ふべく、以て与ふることなかるべし。与ふれば恵を傷る。以て死するなかるべし。死すれば勇を傷る。(離婁下二十三章) もってとるべく…
天爵を修めて、人爵之れに従ふ① 天爵なるものあり、人爵なるものあり。仁義忠信、善を楽しみて倦まず、此れ天爵なり。公卿大夫、此れ人爵なり。(告子上十六章) てんしゃくなるものあり、じんしゃくなるものあり…
物の情 夫れ物の斉しからざるは物の情なり。(滕文公上四章) それもののひとしからざるはもののじょうなり。(とうのぶんこうかみよんしょう) 【訳】 そもそもどんなものでも違いがあって同じはないということ…
千万人と雖も吾れ往かん 自ら反みて縮からば、千万人と雖も吾れ往かん。(公孫丑上二章) みずからかえりみてなおからば、せんまんにんといえどもわれゆかん。(こうそんいかみにしょう) 【訳】 自分で己を振り…
孝子の至り 考子の至りは親を尊ぶより大なるはなし。親を尊ぶの至りは天下を以て養ふより大なるはなし。(万章上四章) こうしのいたりはおやをたっとぶよりだいなるはなし。おやをたっとぶのいたりはてんかをもっ…