其の身を潔くする|7月5日のことです。
Release: 2018/07/06 Update: 2018/07/06
其の身を潔くする
聖人の行は同じからざるなり。或は遠ざかり或は近づき、或は去らざるも、其の身を潔くするに帰するのみ。(万章上七章)
せいじんのおこないはおなじからざるなり。あるいはとおざかりあるいはちかづき、あるいはさらざるも、そのみをいさぎよくするのみ。(ばんしょうかみななしょう)
【訳】
聖人の行いというものは、必ずしも同じではない。世を避けて隠遁することもあれば、仕えて君に近づくこともある。官を辞して国を去ることもあれば、去らずに留まることもある。しかし、帰する所はただ一つ、自分の身を清く正しくすることである。
7月5日、孟子一日一言の言葉です。
聖人君子はいろいろです。しかし根本は自分自身がいかに正しい行いをしているかに尽きるということです。
その正しいことがすべて。
自分の信念、志に従いまっすぐの道をすすむ。
そのような強い信念、志を持ちたいものです。
また、持つべきですかもしれません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり 吾れ夏を用って夷を変ぜる者を聞けるも、未だ夷を変ぜらるる者を聞かざるなり。(滕文公上第四章) われかをもっていをへんずるものをきけるも、いまだいをへんぜらるるものを…
儒者の道は古の人赤子を保んずるが若しと。( 滕文公上五章) じゅしゃのみちはいにしえのひとせきしをやすんずるがごとしと。(とうぶんこうかみだいごしょう) 【訳】 儒者の道では、古の聖賢が(人民を治める…
古の君子は其の過や日月の食の如し。民皆之を見る。其の更むるに及びてや、民皆之れを仰ぐ。今の君子は豈に徒に之れに順ふのみならんや。又従つて之が辞を為る(公孫丑下九章) いにしえのくんしはそのあやまちやじ…
帰すれば斯に之れを受けんのみ 墨を逃るれば必ず楊に帰し、楊を逃るれば必ず儒に帰す。帰すれば斯に之れを受けんのみ。(尽心下二十六章) ぼくをのがるればかならずようにきし、ようをのがるればかならずじゅにき…
君子の徳は風なり 上、好む者あれば、下、必ずこれより甚しき者あり。君子の徳は風なり。小人の徳は草なり、草は之れに風を尚ふれば必ず偃す。(滕文公上二章) かみ、このむものあれば、しも、かならずこれよりは…