宋王を如何せん|4月10日のことです。
Release: 2018/04/10 Update: 2018/04/10
一の薛居州、独り宋王を如何せん。(滕文公下六章)
ひとりのせっきょしゅう、ひとりそうおうをいかんせん。(とうぶんこうしもろくしょう)
【訳】
薛居州一人が王の御側にいたからといって、たった一人で宋王をどうすることができようか。できはしない。
〇松陰は、「これは王一人が分かっていればいいという問題ではない。王を取り巻くすべての者が考えるべき問題である」として、「不善を諫めてくれる争臣・争友」の重要性を説く。更に、「不善はすることがなく暇な時に芽生えるものであるから、常に孝行を尽くし、学問や武術の中に身を置き、他事を考える暇をなくすよう心得よ」と記している。
孟子一日一言、4月10日の言葉です。
自分だけがわかっていてもだめということですね。
取り巻くすべての人にわかってもらう。正しいくない自分勝手なことをい諫めてくれる人を大事にする。
そして暇があると余計な考えをする。
まあ、忙しすぎて考えないのも大きな問題ではあります。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
必ずや狂獧か 孔子(曰く)中道(の人)を得て之れに与せずんば、必ず狂獧か。(尽心下三十七章) こうし(いわく)ちゅうどう(のひと)をえてこれにくみせずんば、かならずきょうけんか。(じんしんしもさんじゅ…
予れ私かにこれを人に淑くす 君子は沢は五世にして斬え、小人の沢も五世にして斬ゆ。予れ未だ孔子の徒たるを得ざるなり。予れ私かにこれを人に淑くす。(離婁下二十二章) くんしのたくはごせいにしてたえ、しょう…
一時なり 彼れも一時なり、此れも一時なり。(公孫丑下十三章) かれもいちじなり、これもいちじなり。(こうそんちゅうげじゅうさんしょう) 【訳】 あの時はあの時、今は今だ。 〇松陰は、「君子には、己れに…
華周・妃梁の妻ー国俗を変ず 昔者王豹、淇に処りて河西善く謳ひ、緜駒、高唐に処りて齊右善く歌ふ。華周・妃梁の妻は善く其の夫を哭して国俗を変ず。これを内に有すれば必ずこれを外に形す。其の事を為して其の功な…
其の心を存し、其の性を養ふ 其の心を存し、其の性を養ふは、天に事ふる所以なり。(尽心上首章) そのこころをそんし、そのせいをやしなうは、てんにつかうるゆえんなり。(じんしんかみくびしょう) 【訳】 自…