惟だ死を送る、以て大事に当つべし|5月27日のことです。
Release: 2018/05/27 Update: 2018/05/27
惟だ死を送る、以て大事に当つべし
生を養ふ者は以て大事に当つるに足らず、惟だ死を送る、以て大事に当つべし。(
離婁下十三章)
せいをやしなうものはもってだいじにあつるにたらず、ただしをおくる、もってだいじにあつべし。(りろうしもじゅうさんしょう)
【訳】
親の生存中に孝養を尽すことは、子をしてなすべき大切なことであるが、格別大事とするには当たらない。ただ、親の死を送る葬儀こそは、子として最後の務めであり、これこそ大事というべきである。
〇松陰は、「葬儀に際してまごころを尽くす人こそ立派な人である。国家と人の関係も同じである。国家が衰え勢いが失っても、変わらず忠義を尽くす者こそ、立派な武士である」と記している。
5月27日、孟子一日一言の言葉です。
この言葉は少しありがたい言葉に感じました。
愛情を持っているし、関わりたくても難しい時や難しい環境もあります。
時間は10年とも言われました。
締めはしっかりと行なう。
国を会社と例えると衰えさせたくはありませんが、そうなったときでもがんばれる仲間を持ちたいものです。
いつかは終いが来ます。
どう最後を締めくくるのか。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
志は気の師なり 夫れ志は気の師なり、気は体の充なり。夫れ志いたれば気次ぐ。(公孫丑上二章) それこころざしはきのすいなり、きはからだのじゅうなり。それこころざしいたればきつぐ。(こうそんいかみにしょう…
五覇 五覇は諸侯を摟きて以て諸侯を伐つ者なり。(告子下七章) ごははしょこうをゆきてもってしょこうをうつものなり。(こくししもななしょう) 【訳】 五人の覇者は天子の命令を受けず、勝手に味方の諸侯を引…
人々己れに貴きもの 人々己れに貴きものあり、思はざるのみ。(告子上十七章) ひとびとおのれにとうときものあり、おもわざるのみ。(こくしかみじゅうななしょう) 【訳】 人間は誰も皆自分自身の中に貴いもの…
赤子の心を失はざる者 大人とは、其の赤子の心を失はざる者なり。(離婁下十二章) たいじんとは、そのせきしのこころをうしなわざるものなり。(りろうしもじゅうにしょう) 【訳】 徳の高い心ある人は、いつま…
仁と不仁のみ 孔子曰わく、「道は二つ、仁と不仁とのみ」(離婁上二章) こうしいわく、「みちはふたつ、じんとふじんのみ」(りろうかみにしょう) 【訳】 孔子もいわれた。「人の道はただ二つである。仁と不仁…