パッととび起きる|6月16日のことです。
Release: 2018/06/16 Update: 2018/06/16
パッととび起きる
さあ今から一日の仕事が始まるぞと、ぱっと目をさました。
人は、イキをするのも、食物を消化するのも、血がめぐるのも、すべて自分の力ではありません。自分では知らぬ大自然の力で、眠らされ、また目をさまされて生きているのです。
そうした、電気人形のような、自然力に生かされた人間が、イキという力でつながっている発電所から送ってもらっている電流に、目をさまされたのです。
スナオにパッととび起きる。そのとき、さわやかな朝風も、うるわしい鳥の声も、にこにこ草花も待っているのです。
6月16日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
普段のなにもない生活のなかではすぐに生かされていることを忘れます。
息をするのも自分の力でないというのはたしかにそうです。
息が出来なくなれば実際すぐに死ぬんです。
ためしに止めてみたところ2分と持たない。
やっぱり朝は素直にぱっと起きることはとても大切ですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
事業の目的 この仕事は、何のためにするのか、だれのためにするのか。 これまでは、自分の金もうけのため一家の幸福のためであり、それが当然と思い、何の疑いも持たなかった。 それが実は、さかさまである。人の…
これがよい ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。 かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれ…
守成は退歩 世に「守成」という言葉がある。「創業はやすいが、守成はむずかしい」と。 創業は新しいことを築き上げて日々進んでいるのであり、守成とは過ぎたものを守っているので日々あとしぎりをしている。進歩…
人生は一本勝負 ベルが鳴り始める。その最初のリンでサッと立つ。食事のつかいが来る。さっと食卓につく。寝る時間がくる。サッと床に入る、さっと眠る。 開始の合図がある。サッ腰掛ける。終わりの宣告がある。サ…
働きの報酬 働きには、必ず「報酬」がついてくる。 金銭でうける「報酬」は、多少があり、不公平があったりすかもしれないが、この自然にして当然に受ける報酬は、働きに比例して落ちもなく、忘れられもせず、必ず…