三年の外|1月25日のことです。
Release: 2019/01/25 Update: 2019/01/25
三年の外
孔子没するや、三年の外、門人を治めて帰らんとす。(滕文公上四章)
こうしぼっするや、さんねんののち、もんじんをおさめてかえらんとす。(とうのぶんこうかみよんしょう)
【訳】
孔子が亡くなられた時には、門人たちは三年間、心の中で喪に服し、それからそれぞれが荷物をまとめてふるさとへ帰ろうとした。
〇松陰は、孔子と門人たちの師弟関係を称賛し、一転して、当時の我が国の師弟関係を、「師道負壊(しどうはいかい)壊れて崩れている」と断じている。そして、「師道を興そうとすのであれば、簡単な気持ちで人の師となるべきではなく、人を師とするべきではない。本当に教えるべきことがあって初めて師となり、また、本当に学ぶべきことがあって初めて師とするねきである」と記している。
1月25日、孟子一日一言の言葉です。
今の教育大学の生徒さんの就職は教師の割合が少ないと聞きました。
それはそれでいいことかもしれません。
簡単な気持ちで人の師となるべきではないとありますがそれは本当だと思います。
師となるべき先生は熱い気持ちをもってほしいものです。
うちの学校は恵まれているかもしれません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
善教 善政は善教の民を得るに如かざるなり。(尽心上十四章) ぜんせいはぜんきょうのたみをうるにしかざるなり。(じんしんかみじゅうよんしょう) 【訳】 法度、禁令をきちんと整備した善政は、仁義道徳のよい…
彼れを如何せん 君彼れを如何せん(梁恵王下十四章) きみかれをいかんせんや。(りょうのけいおうしもじゅうよんしょう) 【訳】 王様(薛というところに齊がお城を築いているからといって)それをどうすること…
自得せんことを欲す 君子は其の之れを自得せんことを欲するなり。(離婁下十四章) くんしはそのこれをじとくせんことをほっするなり。(りろうしもじゅうよんしょう) 【訳】 心ある立派な人は、道なるものを自…
教ふるに人倫を以て 人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめ教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信…
本心を失ふ 郷には身死するが為めにしてすら受けず、今は妻妾の奉の為にして之れを為す。(中略)是れ亦以て已むべからざるか。此れを之れ其の本心を失ふと謂う。(告子上十章) さきにはみしするがためにしてすら…