人の和|2月24日のことです。
Release: 2019/02/24 Update: 2019/02/24
人の和
天の時は地の利を如かず、地の利は人の和に如かず。(公孫丑下首章)
【訳】
(全てのことを行う場合には)天の時は大切だが、地の利(山河や城池の堅固であること)には及ばない。更に、そんな地の利も、人の和(人々の心がよく和合し、団結していること)には及ばない。
孟子一日一言、2月24日の言葉です。
何よりも人が団結してやることにはかなわない。
人間はひとりの力は弱いのですが集団で団結するとどの動物よりも優れている。
それはたしかにと思うところです。
だからこそ人の和を保つために思いやりは必要不可欠なのでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
往く者は追はず、来る者は拒まず 夫子の科を設くるや、往く者は追はず、来る者は拒まず。苟も是の心を以て至らば斯れ之れ受けんのみ。(尽心下三十章) ふうしのかもうくるや、ゆものをおはず、くるものはこばまず…
見行可・際可・公養の仕 孔子には見行可の仕あり、際可の仕あり、公養の仕あり。(万章下四章) こうしにはけんこうかのつかえあり、さいかのつかえあり、こうようのつかえあり。(ばんしょうしもよんしょう) 【…
名を好む人 名を好む人は能く千乗の国を譲る。苟も其の人に非ざれば、簟食豆羮も色は見はる。(尽心下十一章) なをこのむひとはよくせんじゅうのくにをゆずる。いやしくもそのひとあらざれば、たんしとうこうもい…
類を知らず 指の人に若かざるは則ち之れを悪むを知り、心の人に若かざるは則ち悪むに知らず。此れを之れ類を知らずと謂ふなり。(告子上二十章) ゆびのひとにしかざるはすなわちこれをにくむをしり、こころのひと…
放心を求むるのみ 学問の道は他なし、其の放心を求むるのみ。(告子上十一章) がくもんのみちはほかなし、そのほうしんをもとむるのみ。(こくしかみだいしゅういちょう) 【訳】 学問の道は外にはない。ただ、…