人生二度なし
Release: 2022/04/02 Update: 2022/04/02
人生二度なし
諸君!この人生は二度とないのです。いかに泣いてもわめいても、そのわれわれの肉体が一たび壊滅したならば、二度とこれを取り返すことはできないのです。したがってこの肉体の生きている間に、不滅な精神を確立した人だけが、この肉の体の朽ち去った後にも、その精神はなお永遠に生きていくことができるでしょう。学生の始めに当たって、私は諸君らがまずこの根本の一点に向って、深く心を致されんことを切望してやまないしだいです。
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
人生が二度とないとわかっていながら今を真剣に出来ないとはおめでたい限りです。
この真剣に物事に取り組むということも健康が第一だと言わざるを得ないと感じます。
肉が朽ちるというのはなるほどと思います。
肉体が健康でいることのありがたさを実際わかっていないと思うのです。
そのことにもっと気をまわすべきかもしれません。
衰えていくものをどう維持するか。
大いなる課題はそこにもあるかもしれません。
何事も研究ですね。
関連コンテンツ
この世で妻の明るい笑顔ほど、夫を勇気づけ慰めるものはありません。したがって、妻たる人は、朝には夫を笑顔で見送り、夕べにはまた笑顔をもって迎えるべきです。同様に妻たる人は夫の朝の出勤、帰宅の一瞬に、その…
学問修養には気魄を要す 古人の学と言えば、必ず聖人たらんことを志したものです。しからば今日われわれ日本人として、いやしくも学問修養に志す以上、われわれのもつ偉大な先人の踏まれた足跡を、自分も一歩なりと…
世間ではいわゆる篤農家とか、精農と言われるほどの人物は、ほとんど例外なく、非常な読書家だということです。これは二宮尊徳翁のごときは言うまでもありませんが、近くは明治の尊徳とも言われた、秋田の老農石川理…
偉人は仕事上手 われわれ人間の生活は、ある意味ではこれを仕事から仕事へと、まったく仕事の連続だと言ってもよいでしょう。同時にその意味からは、人間の偉さも、この仕事の処理いかんによって決まる、ともいえる…
諸君、言挙げすることは、いともたやすいことですが、しかし真にわが生命の根源を把握することは、決して容易なことではありません。けだし真に生命を捉えるには、自らの生命に徹する外ないからであります。否、わ…