人生二度なし
Release: 2022/04/02 Update: 2022/04/02
人生二度なし
諸君!この人生は二度とないのです。いかに泣いてもわめいても、そのわれわれの肉体が一たび壊滅したならば、二度とこれを取り返すことはできないのです。したがってこの肉体の生きている間に、不滅な精神を確立した人だけが、この肉の体の朽ち去った後にも、その精神はなお永遠に生きていくことができるでしょう。学生の始めに当たって、私は諸君らがまずこの根本の一点に向って、深く心を致されんことを切望してやまないしだいです。
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
人生が二度とないとわかっていながら今を真剣に出来ないとはおめでたい限りです。
この真剣に物事に取り組むということも健康が第一だと言わざるを得ないと感じます。
肉が朽ちるというのはなるほどと思います。
肉体が健康でいることのありがたさを実際わかっていないと思うのです。
そのことにもっと気をまわすべきかもしれません。
衰えていくものをどう維持するか。
大いなる課題はそこにもあるかもしれません。
何事も研究ですね。
関連コンテンツ
自覚的な一歩を 諸君、試しに深夜、一本のローソクを机の上に立てて、端座瞑目して過ぎ去った自分の過去を顧みてごらんなさい。そして自分がすでに、人生の四分の一近くを空費したことを想い至る時、諸君は、果たし…
真の教育 真の教育は、 相手をして生々発展させるものでなければならぬ。 教育によって萎縮するようではいけない。 学校は色々の角度から ー諸教科目を通してー 根本を一事を学ぶ処である。 そしてそれは結局…
真剣さの欠如 自分がこの世の中へ人間として生まれて来たことに対して、何らの感謝の念がないということは、つまり自らの生活に対する真剣さが薄らいで来た何よりの証拠とも言えましょう。【21】 #修身教授録一…
仕事の心がけ①自覚 大切なことは、仕事の処理をもって、自分の修養の第一義だと深く自覚することでしょう。この根本の自覚なくて、仕事を単なる雑務だなどと考えている程度では、とうてい真の仕事の処理はできない…
人間をつくるもの 人間の精神的弾力というものは、書物と取り組む力によって鍛えられるというものです。また人間のたしなみというものは、言葉を慎むところから始まるものです。【203】 #修身教授録一日一言…