人間としての嗜み
Release: 2022/06/14 Update: 2022/06/14
人間としての嗜み
諸君らは、傘をさして歩くときは、斜めに肩をもたせかけたりなどしないで、柄を垂直にしてさすものです。また天気になったらキチンと畳んで、柄の先が地面を引きずらないようにするのです。
なお、雨の降っている際に傘なしで歩く場合は、前かがみなったり、チョコチョコ走りをしないのです。「葉隠」という書物に出ていることです。【136】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
この第20講の雑話は一日一言にほんとによく出て来ると感じるのは私だけでしょうか。
葉隠という書物をしっかりと読んでいるわけではありませんが超訳的なものは多少よんだりもしております。
日本人のDNAにはこのようなものが流れているのでしょうね。
それは、藩ということだけでなくて天皇を中心とした文化で培われてきたようにも感じます。
宗教ではないのでしょうがやはり長い年月でということなんでしょうかね。
ここが日本人の強さだとも思いますので、国の成り立ちなどは一から勉強すべきことなのでしょう。
関連コンテンツ
今人間の活動を大体六十歳頃までと考えますと、そのうちに十歳までは志を立てる時代といってよく、すなわち将来国家社会のために役立つ人間になろうという志は、十五歳頃から遅くとも二十歳までには確立せねばならぬ…
尊敬の念を持たない人は、小さな貧弱な自分を、現状のまま化石化する人間です。したがってわれわれ人間も敬の一念を起こすに至って、初めてその生命は進展の一歩を踏み出すと言ってよいでしょう。 #運命を創る10…
夫婦のあり方こそ、子どもの「人間教育」に対しては実に基盤的な意味を持つものゆえ、夫婦は、特に妻たる人は、あらゆる知恵を結集して、夫婦のあり方を正しく明るくするように努力するのが、真の生きた叡智と言えま…
無礼講 人間の地金は、お酒の席でよく分かるものです。いい年をしながら、宴会を無礼講だなどと考え違いをして、勝手のいい放題をしているようでは、人間も一生浮かばれないんですネ。【137】 #修身教授録一日…
導きの光 そもそも人間界のことというものは、一人の人間が自己に与えられた職責に対して、真に深く撤していったならば、その足跡は必ずや全国各地の同じ道を歩んでいる幾多の人々の参考になり、その導きの光となる…