今の所謂良臣は古の所謂民族なり|9月24日のことです。

Release: 2018/09/24 Update: 2018/09/24
今の所謂良臣は古の所謂民族なり
「我能く君の為に土地を平辟き、府庫を充たす」と。今の所謂良臣は古の所謂民族なり。君道に郷はず仁に志すして、之れを富まさんことを求む。(告子下九章)
「われよくきみのためにとちをひらき、ふこをみたす」と。いまのいわゆるりょうしんはいにしえのいわゆるみんぞくなり。きみみちにむかはずじんにこころざすして、これをとまさんことをもとむ。(こくししもきゅうしょう)
【訳】
(今の家臣は)「自分の主君のために土地を開墾し、租税を増やして、国庫を満たすことができる」と自慢している。これを世間では良臣というが、昔の人民の賊といったものである。なぜなら、仁政を志向しない主君を(正しもせず)ひたすら富ませようとするだけだからである。
9月24日、孟子一日一言の言葉です。
もしこういう主君のもとで働くことになったら辛いですね。
この時代の中国はたくさんの国がありますから違う土地にいけることもあると思いますが、日本みたい長い時代一つの国のような場合違う国に行くのは大変勇気のいることですね。
だからといってその国にいながら働かないわけにはいきませんし。
やるからには一生懸命にというのは当然のことですし。
主君に恵まれないから働かないで適当にやるというのは逆に仁ではないとも思います。
難しい問題ですね。
今日も一日がんばります。
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