令素(れいもと)より行われて、以て其の民を教うれば、則ち民服す。(行軍)|5月18日
Release: 2020/05/18 Update: 2020/05/18
令素(れいもと)より行われて、以て其の民を教うれば、則ち民服す。(行軍)
令素行、以教其民、則民服。(令不素行、以教其民、則民不服、令素行者、与衆相得也。)
「ふだんから軍律を守るように指導すれば、人民は服従する。(ふだんから軍律を守るように指導していなければ、人民は服従しない。つまり、ふだんから軍律を守るように教えていれば、大勢の人がその成果を期待できる)」
十四日から今日まで、
①数が問題ではない、
②罰の適正な運用
③温情と軍律の両面が必要、
④平素から軍律を守れ、
と説いている。
令素より行わずして其の民を教うれば則ち民服せず。令素より行わるれば衆と相得るなり。
5月18日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
強くする負けないようにするというのは規則を守らせるということも大事ですね。
規則を守らねばいけない理由も明確しなければいけないでしょうね~。
厳しすぎても緩すぎても問題あり。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法なり。(始計) 一曰道、二曰天、三曰地、四曰将、五曰法。(道者令民与上同意也。故可予之死、可与之生、而不畏危也。) 「五つの基本原則とは、道、…
敵近くして静かなるは、其の険を恃むなり。遠くして戦いを挑むは、人の進むを欲するなり。(行軍) 敵近而静者、恃其険也。遠而挑戦者。欲人之進也。(其所居易者、利也。) 「敵軍がわが方の(または逆)近くまで…
凡そ兵を用するの法、将、命を君より受け、軍を合し衆を聚(あつ)め、和を交えて舎するに、(軍争) 凡用兵之法、将受命於君、合軍聚衆、交和而舎、(莫難於軍争、軍争之難者、以迂貸直、以患貸利。) 「そもそも…
故に兵は勝つことを貴(たつと)び、久しきを貴(たつと)ばず。故に兵を知るのは将は、生民の司命(しめい)、(作戦) 故兵貴勝、不貴久、故知兵之将、生民之司命、(国家安危之主也。) 「戦争は、勝つことが一…
卒未だ親附(しんぷ)せざるに而もこれを罰すれば則ち服せず。服せざれば則ち用い難きなり。(行軍) 卒未親附而罰之則不服。不服則難用也。(卒已親附而罰不行、則不可用也。) 「兵士がまだなついていないのに、…