偉大なる教育者
Release: 2023/01/13 Update: 2023/01/13
偉大なる教育者
真に教育者の名値するような人々は、超凡の大志を抱きながら、色々と世間的な事情によって、それを実現するによしない立場に立たされた人傑が、現実的にはそれを断念すると共に、そうしても自分の志を、門弟子を通して達成せしめずにはおかぬ、という一大顔を起こすところに、初めて生まれるもののようです。
孔子しかり、プラトンしかり、わが松陰先生またしかりです。【53】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
先生の弟子の中では寺田一清先生の本は、また、かみ砕いてあり分かりやすいですね。
この辺も深堀したい部分です。
偉大な精神に触れて自分の生き方が変わるということは、実際素敵なことだと思います。
ここで感じるのはまた人生二度なしだと思うんです。
先生は師を持てと言われます。
常にアンテナを張り自分の師を見つける努力をしなければなりません。
関連コンテンツ
三十年を生き抜く 道元禅師は「某は坐禅を三十年余りしたにすぎない」と言うておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実…
生死一如 われわれは、自己の生に徹することによって生を超えると共に、そこにおのずから死をも超える道が開かれてくるのであります。かくして人生を真に徹して生きる人には、生死はついに一貫となり、さらに一如と…
谷川の音のきこゆる山のうへに蕨を折りて子らと我が入り 島木赤彦 これも赤彦の歌のうちでは、わたくしの好きな歌のひとつです。これは赤彦としては比較的晩年の歌で、大たい自分の志したことが、ほぼ成し遂げら…
一家の経済というものは、いい加減なその日暮らしでやっていますと、その内にどうにもならぬ時がやって来ます。元来お金というものは、一銭一厘もごまかしの利かないものであって、たとえば百円の汽車の切符は、九…
理論を真の力に高める そもそも人間というものは、単なる理論だけで立派な人間になれるものではありません。理論が真に生きてくるのは、それが一個の生きた人格において、その具体的統一を得るに至って、初めて真の…