兵を用うるの法、高陵に向うこと勿れ。丘を背にするには逆らうこと勿れ。(軍争)|4月1日
Release: 2020/04/01 Update: 2020/04/01
兵を用うるの法、高陵に向うこと勿れ。丘を背にするには逆らうこと勿れ。(軍争)
用兵之法、高陵勿向。背丘勿逆。
「戦闘上の法則には次のようなものがある。
①高地に陣取った敵を、正面から攻撃してはならない。
②丘を背にした敵を、正面から攻撃してはならない」
ここで、戦闘上の原則として、『孫子』は八項目(九としているテキストもある)列挙している。これはその第一と第二項目で、ほぼ同じことをいっている。つまり、高地の敵陣を下方からせめるのは不利だと説いている。
4月1日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
実践的な言葉です。
高いところに陣取っている敵を下から攻撃するのは不利。
馬謖を思い出します。
高いところがいつでも有利というはわけでもないから注意は必要ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
凡そ兵の用うるの法、将、命を君に受け、軍を合し衆を聚(あつ)め、圮地(ひち)には舎(やど)ること無く、(九変) 凡用兵之法、将受命於君、合軍聚衆、圮地無舎、(衢地交合。) 「そもそも、軍を運用する場合…
敵撃つべきを知り、吾が卒の以て撃つべきを知りて、(地形) 知敵之可撃、知吾卒之可以撃、(而不知地形之不可以戦、勝之半也。) 「敵に勝つ自信があり、味方は勝てるだけの実力を持っていると認識していたとして…
善く攻むる者は、敵其の守る所を知らず。善く守る者は、敵其の攻むる所を知らず。(虚実) 故善攻者,敵不知其所守;善守者,敵不知其所攻。(微乎微乎、至於無形、神乎神乎、至於無声、故能為敵之司命。) 「攻撃…
算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況(いわ)んや算無きに於(おい)てをや。(始計) 多算勝、少算不勝。而況於無算乎。(吾以此観之、勝負見矣。) 「成算が多ければいくさに勝ち、少なければ負ける。まし…
故に尽(ことごと)く兵を用うるの害を知らざる者は、則ち尽く兵を用うるの利を知ること能わざるなり。(作戦) 故不尽知用兵之害者、則不能尽知用兵之利也。 「だから、戦争とはどんなに有害であるかを認識してい…