勝つべからざるは守るなり。勝つべきは攻むるなり。守るは則ち足らず。|2月7日
Release: 2020/02/07 Update: 2020/02/11
勝つべからざるは守るなり。勝つべきは攻むるなり。守るは則ち足らず。
不可勝者守也。可勝者攻也。守則不足。(攻則有餘。善守者藏於九地之下、善攻者動於九天之上。故能自保、而全勝也。)
「勝てないとみたら、守りを固めなければならない。逆に、勝てるときは、すかさず攻勢に出なければならない。守りを固めるのは劣勢な場合である。(攻勢に出るのは優勢な場合である。防禦(ぼうぎょ)上手は兵力をうまく隠蔽するし、攻撃上手はすかさず攻めたてる。そして、無傷のままで完全な勝利を収める)」
攻むるは則ち余り有り。善く守る者は九地の下に蔵(かく)れ、善く攻むる者は九天の上に動く。故に能く自ら保ちて勝を全うするなり。
2月7日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
勝てなければ守る。
勝てれば攻めて攻めて攻めまくる。
相手が攻めてくるものは避けれません。
守ることに徹する。
勝てる機会を待ちましょう。
今日も一日がんばります。
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