古の関・今の関|11月28日のことです。
Release: 2018/11/28 Update: 2018/11/28
古の関・今の関
古の関を為るや、将に以て暴を禦がんとす。今の関を為るや、将に以て暴を為さんとす。(尽心下八章)
いにしえのかんをつくるや、まさにもってぼうをふせがんとす。いまのかんをつくるや、まさにもってぼうをなさんとす。(じんしんnしもはっしょう)
【訳】
昔、関所を作ったのは、乱暴を防ぎ止めるためであった。今、関所を作るのは、人や物に重い通行税をかけて、まるで乱暴を働こうとするようなものである。
11月28日、孟子一日一言の言葉です。
関所は乱暴を防ぎ止めるものであったというのは初耳です。
乱暴な人が自分の国に入ってこないようにする場所だったのでしょうか。
もの事の意味合いが変わってくるというのはあるかもしれません。
しかし、税金が高くなっていくのは辛いことです。
今日も一日がんばります。
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