君子―化・神|10月18日のことです。
Release: 2018/10/18 Update: 2018/10/18
君子―化・神
君子の過ぐる所のもは化し、存する所のものは神なり。(尽心上十三章)
すんしのすぐるところのものはかし、そんするところのものはしんなり。(じんしんかみじゅうさんしょう)
【訳】
心ある立派な人が通り過ぎると、人民は皆その徳に感化される。心ある立派な人が住むところは、その徳で人民は感化され、その様子はまるで神様のようだ。
[川口註ー原文とした『講孟箚記』(山口県教育会編『吉田松陰全集三』大和書房、昭和四十七年)において引用されている『集註孟子』には存する所のものは神とあるが、ここでは『神なり』とした。]
10月18日、孟子一日一言の言葉です。
徳のある人という視点でも人を見てみようと思いました。
普段の何気ないことからどう感じるかということが大事ですね。
自然と人が集まるようにするためには心をどのように保つかが大事ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
一時なり 彼れも一時なり、此れも一時なり。(公孫丑下十三章) かれもいちじなり、これもいちじなり。(こうそんちゅうげじゅうさんしょう) 【訳】 あの時はあの時、今は今だ。 〇松陰は、「君子には、己れに…
商売は家庭の和から 一家の愛和は縦と横と二つの結びが十字形に結びあって、花咲き乱れた春の野のようにあたたかく、ナシやカキの実った秋のように豊かでないと、商売はうまくまいりません。 縦は親子のむつみ、横…
意を以て志を逆ふ 詩を説く者は、文を以て辞を害せず、辞を以て志を害せず、意を以て志を逆ふ。是れ之れを得たりと為す。(万章上四章) しをとくものは、ぶんをもってじをがいせず、じをもってこころざしをがいせ…
教誨するを屑しとせざることも 教えも亦術多し。予れ之れを教誨するを屑しとせざることも、是れ亦之れを教誨するのみ。(告子下末章) おしえもまたじゅつおおし。われこれをきょうかいするをいざぎよしとせざるこ…
仁とは人なり 仁とは人なり。合わせて之れを言へば道なり。(尽心下六章) じんとはひとなり。あわせていえばみちなり。(じんしんしもじゅうろくしょう) 【訳】 仁とは人の人たる徳である。この人徳を行うのは…