命は天意に根ざす|8月11日のことです。
Release: 2018/08/11 Update: 2018/08/11
命は天意に根ざす
父母の恩は、生命の根元にさかのぼってこれを与えられた施与の恩と、さらにこれをはぐくみ育てて今日までにしてくれた愛育の恩とひろがる。
しかしこの恩を、さらに深く広く思いをめぐらすと、命は父母から与えられた生んで頂くものであるが、父母とても、自由勝手に生めるものでも与えられるものでもない。
まさに天意の自然に根ざすもので、実は人力ではどうすることも出来ない大生命の賦与にすぎないことがわかる。
8月11日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
本当に大きいくくりで考えてしまいますと世界の歴史すらなるべくしてなっているのかもしれませんね。
今ここに存在することすら父母を通りこすと天の決めたこと。
目には見えないとても大きな力。
そういうものがある。
しかし、自分の力ではどうにもならないとしても今を生きるしかありませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
欲はあってよい 人間は欲心に満ちていて、それでよいのである。かりに気候がよく、食物を居ながらにして得られ、着物もいらぬとしたら、何を楽しんで働こう。文化といったようなことは何一つ栄えず、原始の世界が、…
道を得たる者は助け多く、道を失へる者は助け寡し。(公孫丑下道章) 【訳】 正しい道義の道を行っている者は自然と助けが多く、仁義の道を失った者は助けが少ない。 孟子一日一言、2月25日、今日の言葉です。…
薫風 郊外に出てみると、もうすっかり新緑だ、初夏だ。世はまっくら闇であるが、自然の、何という美しさだろう。何百年、何千年前の、そのままの草・木・鳥の声、人がどう変わろうと、少しも変わらぬ、動かぬ、昔の…
陰の構え 弓道の極意は、的を狙って矢を中てるのではない。的と矢とが一つに合して、自らからにして中たる。矢の連続が的である。射放つのではなくて、的が弦をうながして、その力で矢を引きつけるのである。 的を…
人生はただ一度である。やり直しがきかない。 その一度を、いかに小さくこじんまりと破綻なく送ろうとするか、いかに大きく万世に響く偉大なる生き方をしようとするか、まこと自由である。 いかほど大きい望みを抱…