命を立つる所以|10月5日のことです。
命を立つる所以
殀壽貮はず、身を修めて以て之れを俟つは、命立つる所以なり。(じんしんかみしゅしょう)
ようじゅたがわず、みをおさめてもってこれをまつは、めいをたつるゆえんなり。(じんしんかみしゅしょう)
【訳】
人間は短命の人もいれば長寿の人もいる。(そんなことは一切心にかけず)ただ一筋に自分の身を修め、天命を至る(寿命の尽きる)のをまつのが、天命を尊重する道である。
〇松陰は、「寿命は意にとめず、ただ自分の身の修養に努めて生涯を終えるため、自分の心の全力を発揮し、その他のことは全て天命に任せるということが趣旨である。『殀壽貮はず』とい言葉は、誠に私にとってよい戒めである。ただ我が身を修めることが私の責務である。人は一日この世にいれば、一日分の衣食住を必要とする。であれば一日分の学問、一日分のなすべきことに励まなければならない」と記している。
10月5日、孟子一日一言の言葉です。
とても身に染みる言葉です。
いつ死ぬかわからないということをすぐに忘れて明日が必ずあるという状態にすぐになりますね。
当り前。
このことは、どんな立派な人も言われることです。
将来を想像すること、より良くしようと思うことも大事ですが今日なすべきことをしっかりというのも大事です。
今日も一日がんばります。