変ずるを欲せず|3月8日のことです。
Release: 2018/03/08 Update: 2018/03/08
崇に於て吾れ王に見ゆることを得たり。退きて去るの志あり、変ずるを欲せず。故に受けざるなり。(公孫丑下十四章)
すうにおいてわれおうにまみゆることをえたり。しりぞきてさるのこころざしあり、へんずるをほっせず。ゆえにうけざるなり。(こうそんちゅうげじゅうよんしょう)
【訳】
崇というところで、私は齊王に初めてお会いした。(自分の志を理解いただけそうにないので)王の前を下がると、齊国を去ろうと決心した。(国を去るつもりでいながら禄を受けとることで)王をいつわりたくないので、禄をうけなかっただけだ。
〇松陰は「この事実から、昔の人がいい加減な覚悟では俸禄を受けなかったことを知るべきである。また、仕えて俸禄をもらうからには、君に全てを捧げ、お役に立たなくてはならない」と記している。
孟子一日一言、3月8日の言葉です。
人間は働くことが人生においても大部分をしめてしまいますからどう働くかが大切です。
時間を大切つかっていかなければ今の仕事を時間内に片付けることは難しいですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人ー求むることを知る 人、雞犬の放るるあれば則ち之れを求むることを知る。(告子上十一章) ひと、けいけんのはなたるるあればすなわちこれをもとむることをしる。(こくしかみだいじゅういちょう) 【訳】 人…
死亡を悪みて不仁を楽しむ 死亡を悪みて不仁を楽しむ。(離婁上三章) しぼうをにくみてふじんをたのしむ。(りろうかみさんしょう) 【訳】 死んだり亡んだりすることを忌み嫌いながら、悪いことばかり楽しんで…
布縷の征、粟米の征、力役の征 布縷の征、粟米の征、力役の征あり。君子は其の一を用ひて其の二を緩くす。其の二を用ふれば民殍うるあり。其の三を用ふれば父子離る。(尽心下二十七章) ふるのせい、ぞくべいのせ…
不享―志を享に役せざればなり 儀、物に及ばざるを不享と曰ふ。惟れ志を享に役せざればなりと。(告子下五章) ぎ、ものにおよばざるをふきょうという。これこころざしをきょうにえきせざればなりと。(こくししも…
聖人の門に遊ぶ者は(百家の言も)言と為し難し。 聖人の門に遊ぶ者は(百家の言も)言と為し難し。(尽心上二十四章) 【訳】 聖人の門に学んだ者は(大抵の言葉をきいても)たいした教えと思わないものである。…