天を怨みず|3月6日のことです。
Release: 2018/03/06 Update: 2018/03/06
君子は天を怨みず、人を尤めず。(公孫丑下十三章)
【訳】
心ある立派な人は、どんなことがあろうとも、天を怨んだり、人をとがめたりはしない。
〇松陰は「心ある立派な人の心は、二つの面がある。その一つが、自分自身に対処する心である。いかに困難な状況にあろうとも、のどかな態度で対処し、少しも天を怨み他者をとがめるところはない。他方は、世を憂える心である。天下を見ることわが家のごとく、万民を見ることわが子のごとく親切親身である。世が乱れ民が苦しむと、食も喉を通らず、安眠もできぬようになる」と記している。
孟子一日一言、3月6日、今日の言葉です。
心を鍛えねばなりません。
体は目に見えて変化がありますが、心は本当に直していくのは難しいです。
考え方のくせを直さなければいけません。
それをするためには訓練しかありません。
自分自身を変えていかねばなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
人間形成の三大要素 人が自分を内省して、少しでも自分の真実の姿を求めるようになるには、まず道を知るということと、次には苦労するという、この二つのことが大切だと思うのです。 すなわち人間は、道すなわち教…
すべては心の持ち方 汚いとか美しいとか、それは、ただ人がそう思うだけである。「がる」から、そうなるのである。初めて会った時、いやだなあと思っていても、だんだん好きになることも少なくない。 不足不満は、…
尹氏曰く、言ふこころは君子の辞受取予は唯だ理に当たるのみと。(公孫丑下三章) 【訳】 尹氏がいっている。「(孟子が)いいたいことは、心ある立派な人が他者から物を受け取るかの基準は、それが道理にかなって…
生活の鍛錬 このようなことは、またわれわれ人間の世界についても言えるようであります。すなわち一人の優れた人格というものは、決して生やさしいことでできるものではありません。その人が、現実生活においてなめ…
死生を超える道 偉大な人の生命の誠は、肉体の死んだ後にもその威力を失わないものであります。否、肉体が解体すると、かえってその人の誠は、自在にその威力を発揮してくるとも言えましょう。何となれば、もはや、…