天分の発揮 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
われわれは、一体何のために学問修養をすることが必要かというに、結局は「人となる道」、すなわち人間になる道を明らかにするためであり、さらに具体的に言えば、「日本国民としての道」を明らかに把握するためだとも言えましょう。またこれを自分の側から申せば、自分が天からうけた本性を、十分に実現する途を見出すためだとも言えましょう。
ところでこの自己の天分を発揮するということですが、実は単に自分のことだけを考えていたんでは、真実にはできないことであります。すなわち人間の天分というものは、単に自分本位の立場でこれを発揮しようする程度では、十分なことはできないものであります。ではどうしたらよいかというに、それには、自分というものを越えたある何物かに、自己をささげるという気持ちがなければ、できないことだと思うのです。
修身教授録
世の中のことは大抵自分本位のことだけやると失敗するように出来ているのでしょうね。
学問修養というのも結局は世のため人のために行うものなのでしょう。
人間社会は他人との接触で成り立っているのだから当然なんでしょうが、犯罪などを見てみると自分のことだけを考えている人がおこしているようにしか見えませんね。
人のためにすることは何かしら自分に結局は返ってくるものです。
しっかり自分の天分を発揮するように努力しなければなりません。
本日の森信三一日一言は
如何にささやかな事でもよい。とにかく人間は他人のために尽くすことによって、はじめて自他共に幸せとなる。これだけは確かです。
森信三一日一言
これは本日の天分の発揮でも同じことを言っていますね。
損して徳とれというようなことで、視点は自分に合わせてはいけませんね。
その人はどう考えているのかを考えることが大切なのでしょう。
今日の伝記は一人です。
杉山 龍丸 (すぎやま たつまる)
インドのグリーン・ファーザー 【現在、世界では年間約六百万ヘクタールの土地が砂漠化している。温暖化が進むと砂漠化のスピードがさらに加速すると言われている。この砂漠化を、くい止めるために立ち上がった男が、杉山龍丸である。インドでは、彼は「グリーン・ファーザー」と呼ばれ、今でも尊敬を集めている】
砂漠を緑する方法があるのだと知った。ユーカリーの木を植えると砂漠化が防げる。
日本で砂漠化している場所がないというのは土地が肥沃なんでしょうね。
感謝しなければなりませんが、最近の天候で今後もどのような被害が起きるのかわかりませんね。
高温多湿に熱帯地方のようになるのでしょうか。
北海道でもさらにいろいろな作物が取れるよになりかもしれませんね。
今日もここまでです。
ありがとうございます。