廉・恵・勇を傷る|6月7日のことです。
廉・恵・勇を傷る
以て取るべく、以て取るなかるべし。取れば廉を傷る。以て与ふべく、以て与ふることなかるべし。与ふれば恵を傷る。以て死するなかるべし。死すれば勇を傷る。(離婁下二十三章)
もってとるべく、もってとるなかるべし。とればれんをやぶる。もってあたうべく、もってあたうることなかるべし。あたうればけいをやぶる。もってしすべく、もってしするなかるべし。しすればゆうをやぶる。(りろうしもにじゅうさんんしょう)
【訳】
(贈り物)を受けても受けなくてもよい時には、受けない方がよい。受ければ、清廉の徳に傷が付く。(贈り物)を与えるか与えないかという時には、与えない方がよい。与えれば恩恵の徳に傷が付く。(死を惜しまないことを勇というが)死ぬか死なないかという時には、死なない方がよい。そんな死は無駄であり、勇に傷が付く。
6月7日の孟子一日一言です。
たしかになぁと思います。
余計なものを受けとらない。余計なものを与えない。
どちらかの選択の場合しない方を選ぶことは私はあまりないですが、こういう場合はしない選択も重要です。
特に死ぬか死なないかという場合はそう感じます。
命あっての人生ですから。
今日も一日がんばります。