彼れを如何せん|2月1日のことです。
Release: 2019/02/01 Update: 2019/02/01
彼れを如何せん
君彼れを如何せん(梁恵王下十四章)
きみかれをいかんせんや。(りょうのけいおうしもじゅうよんしょう)
【訳】
王様(薛というところに齊がお城を築いているからといって)それをどうすることができましょうか。どうにもならないことです。
〇松陰は、「敵の動きを気にするより、自分がなすべき努力をするべきである。自国が盛んであれば、どうして敵の動きなど気にすることがあろうか」と記している。
2月1日、孟子一日一言の言葉です。
商売でも、他の会社のことは気になるところであります。
しかし、自分の会社の為すべきことができていれば何を気にすることがあるのでしょうか。
ということはたしかにそうなんです。
人のことより自分のことですね。
しっかり為すべきことをやる。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
見て・聞きて之を知る② 孔子より而来、今に至るまで百有余歳。聖人の世を去ること此くの若く其れ未だ遠からざるなり。聖人の居に近きこと此の若く其れ甚し。(尽心下三十八章) こうしよりこのかた、いまにいたる…
一の薛居州、独り宋王を如何せん。(滕文公下六章) ひとりのせっきょしゅう、ひとりそうおうをいかんせん。(とうぶんこうしもろくしょう) 【訳】 薛居州一人が王の御側にいたからといって、たった一人で宋王を…
葛伯放にして祀らず、湯、人をして之れを問はしむ。(滕文公下五章) かっぱくほしいままにしてまつらず、とう、人にして之を問はしむ。(とうぶんこうしもごしょう) 【訳】 葛の(国の)伯爵はわがまま者で、先…
天・命 之れを為すなくして為るものは天なり。之れを致すなくして至るものは命なり。(万章上六章) これをなすなくしてなるものはてんなり。これをいたすなくしていたるものはめいなり。(ばんしょうかみろくしょ…
仁とは人なり 仁とは人なり。合わせて之れを言へば道なり。(尽心下六章) じんとはひとなり。あわせていえばみちなり。(じんしんしもじゅうろくしょう) 【訳】 仁とは人の人たる徳である。この人徳を行うのは…