心を養ふは寡欲より善きはなし|12月21日のことです。
Release: 2018/12/21 Update: 2018/12/21
心を養ふは寡欲より善きはなし
心を養ふは寡欲より善きはなし。(尽心下三十五章)
こころをやしなうはかよくよりよきはなし。(じんしんしもさんじゅうごしょう)
【訳】
人の本性を養い育てるには、欲望を少なくするより善い方法はない。
12月21日、孟子一日一言の言葉です。
本性を善い方向にもっていくのは簡単ではありませんね。
本で学んだり、善い話を聞いて実行していてもそこにすでに善くなりたいという欲がありますから。
欲がないのも向上しない気もします。
難しいものです。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
仁とは人なり 仁とは人なり。合わせて之れを言へば道なり。(尽心下六章) じんとはひとなり。あわせていえばみちなり。(じんしんしもじゅうろくしょう) 【訳】 仁とは人の人たる徳である。この人徳を行うのは…
怒を藏さず、怨を宿めず 怒を藏さず、怨を宿めず。(万章上三章) 【訳】 (心ある立派な人は)怒る時には怒って、その怒りを隠さない。しかし、その怒りをいつまでも根にもつことはない。 〇松陰は、「もしも他…
歳を罪することなくんば 王、歳を罪することなくんば、斯に天下の民至らん。(梁恵王上三章) おう、としをつみすることなくんば、ここにてんかのたみいたらん。(りょうけいおうかみさんしょう) 【訳】 王がも…
人皆以て堯舜となるべし 人皆以て堯舜となるべし(告子下二章) ひとみなもってぎょうしゅんとなるべし。(こくししもにしょう) 【訳】 人は皆誰でも堯や舜のような聖人になることができる。 〇松陰は、「聖人…
古の関・今の関 古の関を為るや、将に以て暴を禦がんとす。今の関を為るや、将に以て暴を為さんとす。(尽心下八章) いにしえのかんをつくるや、まさにもってぼうをふせがんとす。いまのかんをつくるや、まさにも…