悩み苦しみを噛みしめる
Release: 2022/03/19 Update: 2022/03/19
悩み苦しみを噛みしめる
人生を深く生きるということは、自分の悩みや苦しみの意味を深く噛みしめることによって、かような苦しみは、必ずしも自分一人だけのものではなくて、多くの人々が、ひとしく悩み苦しみつつあるのだ、ということが分かるようになることではないかと思うのです。これに反して、人生を浅く生きるとは、自分の苦しみや悩みを、ただ自分一人だけが悩んでいるもののように考えて、これを非常に仰山なことのように思い、そこからして、ついには人を憎んだりして、あげくの果ては、自暴自棄にも陥るわけです。【365】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
浅はかな私にとっては、まだまだこの深く生きるということを実感できるようなことはないわけです。
仕事をどれだけ真剣にお客様のためにというような気持ちで取り組むかそこに深さというようなものはあると思うのです。
単調な仕事の中にどれだけそういうような思いを入れることができるか。
まだまだCSVを見ていてそんなことを考える余裕はないわけです。
とにかく何事にも探究心を忘れずに挑戦していく。
そう思うわけです。
関連コンテンツ
真の読書 真の読書というものは、自分の内心の已むにやまれぬよう要求から、ちょうど飢えたものが食を求め、渇した者が水を求めるようにであってこそ、初めてその書物の価値を十分に吸収することができる。【107…
真の「誠」は、何よりもまず己のつとめに打ち込むところから始まると言ってようでしょう。すなわち誠に至る出発点は、何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。 総じて自己の務めに対して、自己の一切…
雑務は心がつくる 雑務という言葉は、私達のよく耳にする言葉ですが、「一言もってその人を知る」とは、まさにこのような場合にも当てはまるかと思うほどです。それというのも、その人自身それを雑務と思うが故に雑…
天真 人間というものは、その人が偉くなるほど、しだいに自分の愚かさに気付くと共に、他の人の真価がしだいに分かってくるものであります。そして人間各自、その心の底には、それぞれ一箇の「天真」を宿しているこ…
成形の功徳 すべて物事というものは、形を成さないことには、十分にその効果が現れない。同時にまた、仮に一応なりとも形をまとめておけば、よしそれがどんなにつまらぬとも思われるようなものでも、それ相応の効用…