惟だ仁者は宜しく高位に在るべし|4月17日のことです。
Release: 2018/04/17 Update: 2018/04/17
惟だ仁者は宜しく高位に在るべし
惟だ仁者は宜しく高位に在るべし。不仁にして高位に在るは、是れ其の悪を衆に播するなり。(離婁上首章)
ただ、じんしゃはこういにあるべし。ふじんにしてこういにあるは、これそのあくをしゅうにはするなり。(りろうかみしゅしょう)
【訳】
ただ心ある仁者だけが人君の高い地位にいるべきである。仁のない者が高い地位にいれば、害悪を天下の民衆にまき散らすこととなる。
4月17日、今日の孟子一日一言です。
そうなんですが、とても難しいことなんでしょうね。
偉い人こそ仁の心があればいいのですが、上に上がれる人は要領がいいものです。
そう簡単にはいかないのが人間社会なんでしょうが明日は良くなると信じたいですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
孔子、春秋を成して乱臣賊子懼る。(滕文公下九章) 【訳】 孔子が『春秋』を作られたので、世を乱す家臣や親にそむく子らは、自分の非を恥じ、かつ恐れるように(なり、悪いことをしなく)なった。 孟子一日一言…
博・詳・約 博ろく学びて詳らかに之れを説くは、将に以て反って約を説かんとするなり。(離婁下十五章) ひろくまなびてつまびらかにこれをとくは、まさにもってかえってやくをとかんとするなり。(りろうしもじゅ…
意を以て志を逆ふ 詩を説く者は、文を以て辞を害せず、辞を以て志を害せず、意を以て志を逆ふ。是れ之れを得たりと為す。(万章上四章) しをとくものは、ぶんをもってじをがいせず、じをもってこころざしをがいせ…
徳 孔子曰く、徳の流行するは置郵して命を伝ふるよりも速かなりと。(公孫丑上首章) こうしいわく、とくのりゅうこうするはちゆうしてめいをつたうるよりもすみやかなりと。(こうそんいかみしゅしょう) 【訳】…
我に従へ② 国家を治むるに至りては則ち姑く女が学ぶ所を舎きて我れに従へと曰はば、則ち何を以て玉人に玉を彫琢するを教ふるに異ならんやと。(梁恵王下九章) こっかをおさむるにいたりてはすなわちしばらくなん…