教ふるに人倫を以て|3月22日のことです。

教ふるに人倫を以て
人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめる教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信あり。(滕文公上第四章)
【訳】
人は衣食が足り、怠けて教育を受けないと、全く鳥や獣のようになってします。聖人はこれを心配して、(舜の家臣)契を教育担当の役人とし、人々に人の道を教えさせた。(こうして)父子には親愛、君臣には礼儀、夫婦には区別、長幼には順序、親友の間には信義があるというようになった。(とうぶんこうかみだいよんしょう)
孟子一日一言、3月22日の言葉です。
鳥や獣のようになる。
このことはきっと自分の欲望だけに生きるようになるということなんでしょうね。
その欲に負けないようにならなければ人間生活は送れませんね。
世界中の人が自分のことしか考えなかったらきっと絶滅してるでしょう。
親を思い、先祖を思い、家族を思い、友人を思うからこそ世界はきっと成り立ってるんでしょうね。
今日も一日がんばります。