丸山敏雄

正しく着物を着る|2月28日のことです。

丸山敏雄 2019/03/03公開

正しく着物を着る 女は、なるべく美しくなるように心がけなくてはならぬのです。なぜか。 正しく着物を着ると心が正しくなる、きれいな着物を着ると心も美しくなる。 これは、着物をもって心も美しくするというこ ・・・

男も気概|2月27日のことです。

丸山敏雄 2019/03/03公開

男も気概 男は、人の見ぬところでゴソゴソするものではありません。 堂々と、「この私を見てくれ」というのでなくてはウソであります。 角力はすっ裸になる、これはうそもかくしも無いという意味なのであります。 ・・・

逃げるから苦しい|2月26日のことです。

丸山敏雄 2019/02/26公開

逃げるから苦しい 行き詰っては打ち開け、開けてはまた行きづまる、それが人生の進行の相であり、ここに妙味がある。なにを、自ら求めて苦しんでいるのだろう。 事情の苦しみ、境遇のもだえ、これは自分で苦しむか ・・・

自信は仕事の推進力|2月25日のことです。

丸山敏雄 2019/02/25公開

自信は仕事の推進力 自信のないことは失敗する。 練習するということは、その仕事なり、競技なりに慣れて間違いないようにするのが、その形から見たところで、その実は、信念をつけるのである。 きっと出来るぞ、 ・・・

歌に生きる心|2月24日のことです。

丸山敏雄 2019/02/24公開

歌に生きる心 歌に生きる心を分解してみると、まず見ることから始まる(聞くことも同様)。 対象をじっと見るのである。そのままに、感情をまじえず、あるがままに、虚心に、平静に。 これを正しくすることにより ・・・

無二の機会|2月23日のことです。

丸山敏雄 2019/02/23公開

無二の機会 仕事のないほど苦しい事はない。この体験をしみじみと身に体得したのは、私の一年二ヶ月の鉄窓生活だった。 ガチャンと扉が閉められると、もう朝から夜まで一人である。高い窓のーー金網の彼方にわずか ・・・

真実の力|2月22日のことです。

丸山敏雄 2019/02/22公開

真実の力 誰にでもわかるもの、誰にでも良いもの。どこで見ても美しいもの、万人が好きになれるもの、これは人間の真情に触れたものということである。 広く読まれる小説が傑作であり、あまねく愛好せられる絵画、 ・・・

物は私すべからず|2月21日のことです。

丸山敏雄 2019/02/21公開

物は私すべからず 物は、「天与のもの」、与えられるもの。人間が、無いものをつくり出すのではない。 ここから「物は私すべからざるもの」、「自分勝手にしてはならぬもの」という倫理が生まれてくる。 昔から「 ・・・

毎日実行する|2月20日のことです。

丸山敏雄 2019/02/20公開

毎日実行する 或る青年が、採用試験を通らなかったというので、何か心得はないか、ということであった。私は受験の心得を一通り話した後、「一日一回、今までしないことを毎日実行しつづけるがよい」と申した。 青 ・・・

失敗は成功の資本|2月19日のことです。

丸山敏雄 2019/02/19公開

失敗は成功の資本 失敗は成功の資本である。苦難は幸福の門である。 反復また反復、連続また連続、終始一貫、努力不断、遂に到達せねば止まぬ。 成せば、成る。成らぬは自分がせぬのである。 時勢も、対者も、環 ・・・