天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり|8月5日のことです。
天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり 富歳には子弟頼多く、凶歳には子弟暴多し。天の才を降すことなく薾く殊なりに非ざるなり。其れ其の心を陥溺せしむる所以のもの然るなり。(告子上七章) ふさいにはしてい ・・・
天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり 富歳には子弟頼多く、凶歳には子弟暴多し。天の才を降すことなく薾く殊なりに非ざるなり。其れ其の心を陥溺せしむる所以のもの然るなり。(告子上七章) ふさいにはしてい ・・・
仁義礼智―得・失 仁義礼智は外より我れを鑠るに非ざるなり。我れ固より之れを有するなり、思はざるのみ。故に曰く、求むれば則ち之れを得、舎つれば則ち之れを失ふと。(告子上六章) 【訳】 仁義礼智という四つ ・・・
情に若へば 乃ちその情に若へば以て善を為すべし、乃ち所謂(性)善なり。若し夫れ不善と為す才の罪に非ざるなり。(告子上六章) すなわちそのじょうにしたがえばすなわちもってぜんをなすべし、すなわちいわゆる ・・・
吾が敬を行ふ 吾が敬を行ふ、故に之を内と謂ふなり。(告子上五章) 【訳】 (孟子の門人の公都子がいった)「自分の心の内にある敬意を実行するのが義である。だから、義は当然心の内にある」と。 〇松陰は、「 ・・・
義ー長ずるもの・長とするもの 長ずるもの義か、之を長とするもの義か。(告子上四章) ちょうずるものぎか、これをちょうとするものぎか。(こくしかみよんしょう) 【訳】 (孟子がいわれた)「(告子も、年長 ・・・
仁・義 仁は内なり、外に非ざるなり。義は外なり、内に非ざるなり。(告子上四章) じんはうちなり、そとにあらざるなり。ぎはそとなり、うちにあらざるなり。(こくしかみよんしょう) 【訳】 (告子が言った) ・・・
生之れを性と謂ふ 生之れを性と謂ふ(告子上三章) せいこれをせいという(こくしかみさんしょう) 【訳】 (告子がいった)「もって生まれたままのものが人間の本性である」と。 〇松陰は、告子のいう「性は猶 ・・・
人不善あるなく水下らざることあるなし 人の性の善なるは、猶ほ水の下きに就くがごとし。人不善あるなく水下らざることあるなし。(告子上二章) ひとのぜんなるは、なおみずのひくきにつくがごとし。ひとふぜんあ ・・・
性は猶ほ湍水のごとし 性は猶ほ湍水のごとし(告子上二章) せいはなおたんすいのごとし(こくしかみにしょう) 【訳】 (告子がいった)「人間の本性は渦を巻く水のような(どの方向にでも流すことができる)も ・・・
性は猶ほ杞柳のごとし 性は猶ほ杞柳のごとし(告子上首章) せいはなおきりゅうのごとし(こくしかみしゅしょう) 【訳】 (告子がいった)「人間の性の本性は水辺に生える柳のような(どちらにも曲げることがで ・・・