考を思へば維れ則とす|6月26日のことです。
考を思へば維れ則とす 詩に曰く、永く言に考を思ふ、考を思へば維れ則とすと。(万章四章) しにいわく、ながくここにこうをおもう、こうをおもえばこれのりとすと。(ばんしょうかみよんしょう) 【訳】 『詩経 ・・・
考を思へば維れ則とす 詩に曰く、永く言に考を思ふ、考を思へば維れ則とすと。(万章四章) しにいわく、ながくここにこうをおもう、こうをおもえばこれのりとすと。(ばんしょうかみよんしょう) 【訳】 『詩経 ・・・
孝子の至り 考子の至りは親を尊ぶより大なるはなし。親を尊ぶの至りは天下を以て養ふより大なるはなし。(万章上四章) こうしのいたりはおやをたっとぶよりだいなるはなし。おやをたっとぶのいたりはてんかをもっ ・・・
意を以て志を逆ふ 詩を説く者は、文を以て辞を害せず、辞を以て志を害せず、意を以て志を逆ふ。是れ之れを得たりと為す。(万章上四章) しをとくものは、ぶんをもってじをがいせず、じをもってこころざしをがいせ ・・・
吏をして其の国を治めしめ 天子吏をして其の国を治めしめて、其の貢税を納れしむ。(万章上三章) 【訳】 天子の舜は別に役人を派遣して有庳国を治めさせ、租税を徴収させた。 【訳】 松陰は、朱子の註の一部を ・・・
親・貴 之れを親しむには其の貴からんことを欲す。(万章上三章) これをひたしむにはそのとうとからんことをほっす。(ばんしょうかみさんしょう) 【訳】 人を親しみ愛すれば、誰しも貴かれと願(い、また富む ・・・
怒を藏さず、怨を宿めず 怒を藏さず、怨を宿めず。(万章上三章) 【訳】 (心ある立派な人は)怒る時には怒って、その怒りを隠さない。しかし、その怒りをいつまでも根にもつことはない。 〇松陰は、「もしも他 ・・・
方・道 君子は欺くに其の方を以てすべく、罔ふるに其の道に非ざるを以てし難し。(万章上第2章) くんしはあざむくにそのほうをもってすべく、しうるのにそのみちにあらざるをもってしがたし。(ばんしょうかみに ・・・
惟だ父母に順にしてのみ以て憂を解くべし 人之れを悦ぶと好色と富貴とも以て憂を解くに足るものなし。惟だ父母に順にしてのみ以て憂を解くべし。(万章上首章) ひとこれをよろこぶとこうしょくとふうきとももって ・・・
堯舜も人と同じきのみ 堯舜も人と同じきのみ(離婁下三十二章) ぎょうしゅんもひととおなじきのみ。(りろうしもさんじゅうにしょう) 【訳】 堯も舜でさえも、普通の人と変わりはない。 〇松陰は、「聖天子と ・・・
朋友の道 善を責むるは朋友の道なり。父子善を責むるは恩を賊ふの大なるものなり。(離婁下三十章) 【訳】 善を責め合うのは、朋友の間の道である。親子で善を責めるのは、もっとも親子恩愛の情をそこなうもので ・・・