所謂不考なるもの五|6月16日のことです。
所謂不考なるもの五 世俗の所謂不考なるもの五。(離婁下三十章) せぞくのいわゆるふこうなるものご。(りろうしもさんじゅうしょう) 【訳】 世間でいう親不幸には、五通りある。 〇松陰は、「健康な肉体を持 ・・・
所謂不考なるもの五 世俗の所謂不考なるもの五。(離婁下三十章) せぞくのいわゆるふこうなるものご。(りろうしもさんじゅうしょう) 【訳】 世間でいう親不幸には、五通りある。 〇松陰は、「健康な肉体を持 ・・・
道を同じうす 禹・稷・顔回同じうす。(離婁下二十九章) う・しょく・がんかい、みちをおなじゅうす。(りろうしもにじゅうきゅうしょう) 【訳】 禹・后稷・顔回は行ったことは(表面上はちがっていたが)、そ ・・・
平世・乱世 禹・禝は平世に当る。(中略)顔子は乱世に当る。(離婁下二十九章) う・しょくはへいせいにあたる。(ちゅうりゃく)がんしはらんせいにあたる。(りとうしもにじゅうきゅうしょう) 【訳】 禹・禝 ・・・
舜の如くせんのみ 舜の如くせんのみ。夫の君子の若きは患ふる所は則ち亡し。仁の非ざれば為すことなきなり。礼に非ざれば行ふことなきなり。一朝の患あるが如きは則ち君子は患へざるなり。(離婁下二十八章) 【訳 ・・・
一朝の患なきなり 自ら反して忠なり、其の横逆由ほ是くのごとくなれば、君子は曰はん、(中略)此れ亦妄人なるのみ、此くの如くんば則ち禽獣と奚ぞ撰ばん、禽獣に於て又何ぞ難ぜんと。是の故に君子は終身の憂ありて ・・・
一朝の患なきあり 此に人あらんに、其の我れを待つに横逆を以てすれば、則ち君子は必ず自ら反するなり。(離婁下二十八章) ここにひとあらんに、そのわれをまつにおうぎゃくをもってすれば、すなわちくんしはみず ・・・
君子の人に異る所以 君子の人に異る所以は、其の心を存するをもってなり。(離婁下二十八章) くんしのひとにことなるゆえんは、そのこころをそんするをもってなり。(りろうしもにじゅうはっしょう) 【訳】 心 ・・・
天下の性を言ふや、則ち故のみ 天下の性を言ふや、則ち故のみ。(離婁下二十六章) てんかのせいをいうや、すなわちこのみ。(りろうしもにじゅうさんしょう) 【訳】 天下において、人の本性を論ずる者は、誰で ・・・
斎戒沐浴すれば 西子も不潔を蒙らば、則ち皆鼻を掩ひて之れを過ぎん。悪人ありと雖も、斎戒沐浴すれば、則ち以て上帝を祀るべし。(離婁下二十五章) せいしもふけつをこうむらば、すなわちみなおおいてこれをすぎ ・・・
廉・恵・勇を傷る 以て取るべく、以て取るなかるべし。取れば廉を傷る。以て与ふべく、以て与ふることなかるべし。与ふれば恵を傷る。以て死するなかるべし。死すれば勇を傷る。(離婁下二十三章) もってとるべく ・・・