時を待つ|2月5日のことです
Release: 2019/02/09 Update: 2019/02/09
時を待つ
齊人の言へることあり。曰く、智慧ありと雖も勢に乗ずるに如かず、鎡期ありと雖も時を待つに如かずと。(公孫丑上首章)
せいひといえることあり。いわく、ちえありといえどもいきおいにじょうずるにしかず、じきありといえどもときをまつにしかずと。(こうそんいかみしゅしょう)
【訳】
齊のことわざにこういっている。「どんなに智慧があっても、時勢には勝てない、いくらよい鋤や鍬があっても、耕作に適した時期に耕すことにはかなわない」と。
2月5日、孟子一日一言の言葉です。
どんないい道具や知恵があっても時期が重要。
ごもっともだと思います。
人生どこで逆転するかわかりませんね。
気を抜かずに今をしっかりと生きることが大切なんでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
自暴・自棄 言・礼儀を非る、之れを自暴と謂ひ、吾が身仁に居り義に由る能はずとする。之れを自棄と謂ふ。(中略)哀しいかな。(離婁上十章) げん、れいぎをそしる、これをじぼうといい、わがみじんにおりぎによ…
君子は之れを存す 人の禽獣に異る所以のもの幾ど希なり。庶民は之れを去り、君子は之れを存す。(離婁下十九章) ひとのきんじゅうにことなるゆえんのものほとんどまれなり。しょみんはこれをさり、くんしはこれを…
国君仁を好めば天下的なし 国君仁を好めば天下に敵なし。(尽心下四章) こっくんじんをこのめばてんかてきなし。(じんしんしもよんしょう) 【訳】 一国の君たる者が仁を好むならば、民は皆心服し、天下無敵で…
三有礼 故ありて去るときは則ち君人をして之れを導きて彊を出でしめ、又其の往く所に先だたしむ。去りて三年返らずして、然る後に其の田里を収む。此れを之れ三有礼と謂ふ。(離婁下三章) ゆえありてさるときはす…
怒を藏さず、怨を宿めず 怒を藏さず、怨を宿めず。(万章上三章) 【訳】 (心ある立派な人は)怒る時には怒って、その怒りを隠さない。しかし、その怒りをいつまでも根にもつことはない。 〇松陰は、「もしも他…