未だ仁にして|1月5日のことです。
Release: 2019/01/05 Update: 2019/01/05
未だ仁にして
未だ仁にして其の親を遺つる者はあらざるなり。未だ義にして其の君を後にする者はあらざるなり。(梁恵王上首章)
いまだじんにしてそのおやをすつるものはあらざるなり。いまだぎにしてそのきみをあとにするものはあらざるなり。(りょうのけいおうかみしゅしょう)
【訳】
これまで慈しみの仁の心をもちながら、親をすてた者はいない。また、道理にかなう義をわきまえた者で、その主君をなおざりにして、顧みない者はいない。
1月5日、孟子一日一言の言葉です。
仁義とはこういうこと。
仁の心と義の心を両方を合わせもっているべきということでしょうね。
慈しみは仁、正しい心は義。その両方を実行する力はやはり勇なんでしょうね。
実行していく人物を育て教育した人は改めてすごいなあと思います。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
君子の性ー仁義礼智、心に根ざす 君子の性とする所は大いに行はると雖も加へず、窮居すと雖も損せず、分定まるが故なり。君子の性とする所は仁義礼智、心に根ざす。(尽心上二十一章) くんしのせいとするところは…
仁と不仁のみ 孔子曰わく、「道は二つ、仁と不仁とのみ」(離婁上二章) こうしいわく、「みちはふたつ、じんとふじんのみ」(りろうかみにしょう) 【訳】 孔子もいわれた。「人の道はただ二つである。仁と不仁…
栄・辱 仁なれば則ち栄え、不仁なれば則ち辱しめらる。(公孫丑上四章) じんなればすなわちさかえ、ふじんなればすなわちはずかしめらる。(こうそんいかみよんしょう) 【訳】 仁徳を治めてさえいれば必ず栄え…
帰すれば斯に之れを受けんのみ 墨を逃るれば必ず楊に帰し、楊を逃るれば必ず儒に帰す。帰すれば斯に之れを受けんのみ。(尽心下二十六章) ぼくをのがるればかならずようにきし、ようをのがるればかならずじゅにき…
苗則ち槁れぬ 宋人其の苗の長ぜざるを閔へて之れを椻ける者あり。茫々然として帰り其の(家)人に謂つて曰く、今日病れぬ。予れ苗を助けて長ぜしめたりと。其の子趨りて往きて之れを視れば苗則ち槁れぬ。天下の苗を…