本ある者|6月1日のことです。
本ある者
孟子曰く、「原泉混々として、昼夜を舎てず。科に盈ちて而る後に進み、四海に放る。本ある者は是れを之れ取れるのみ」(離婁下十八章)
もうしいわく、「げんせんこんこんとして、ちゅうやをすてず。あなにみちてしかるのちにすすみ、しかいにいたる。もとあるものはかくのごとし。これをこれとれるのみ」
【訳】
(孟子の門人の徐子が、孔子が水をほめる理由を聞いたことに対して)孟子は「水源のある水は、こんこんと湧き出て、昼も夜も途絶えることがない。また、流れゆく途中の窪地があれば、それを満たして更に流れ行き、ついには四海に達するのである。全て本源のあるものは、皆このように決して尽きるということがない。孔子がほめられたのは実はここである」といわれた。
孟子一日一言、6月1日の今日の言葉です。
”本を忘れず、末を乱さず”を思い出します。
本源とは本ということと同じですね。
人間の本源は善でも悪でもないですが本能としてあるものホモサピエンスとしてもっているものがあると思います。
食べたり、飲んだりとかは人間としての本能ですね。
本来は必要なものだけあればいいのですがたくさん持ちたい食べたいとかいう欲というのも本能なのでしょうね。
尽きることのない欲。
人に迷惑をかけない、正しくありたい、世のため人のために働きたいといのも欲なんでしょうか。
欲深い人間ですが、今日も一日がんばります。