歯に如くはなし|2月26日のことです。
Release: 2019/02/26 Update: 2019/02/26
歯に如くはなし
郷党は歯に如くはなし。(公孫丑下二章)
きょうとうはしにしくはなし。(こうそんちゅうげにしょう)
【訳】
世間では重ねた年齢が最も尊ばれる。
〇松陰は、「孟子」の「三尊(爵位・年齢・道徳)」に関して、当時の長州藩士の風潮を、「爵位の尊さは知っているが、道徳の大切さを知らない。道徳の大切は知っていても、年齢を重ねた老輩・長者の尊さを知らない」と嘆いている。
孟子一日一言、2月26日の言葉です。
年齢を尊ぶこと。
権威よりも、道徳よりも、大事。
実際最近の日本の状態はどうでしょうか。
日本の経済発展を支えた年齢層が上がっていきだんだん高齢となっている。
実際メディアは問題点ばかりをあげているかもしれませんね。
もっと尊重することをしなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
時を待つ 齊人の言へることあり。曰く、智慧ありと雖も勢に乗ずるに如かず、鎡期ありと雖も時を待つに如かずと。(公孫丑上首章) せいひといえることあり。いわく、ちえありといえどもいきおいにじょうずるにしか…
王者の師 王者起こるあらば必ず来りて法を取らん。是れ王者の師たるなり。(滕文公上三章) おうじゃおこるあらばかならずきたりてほうをとらん。これおうじゃのしたるなり。(とうのぶんこうかみさんしょう) 【…
己れを害するを悪みて 諸侯其の害するを悪みて、皆其の籍を去る。(万章下一章) しょこうそのがいするをにくみて、みなそのせきをさる。(ばんしょうしもいっしょう) 【訳】 (わがまま勝手なことをしていた)…
教ふるに人倫を以て 人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめる教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友…
生之れを性と謂ふ 生之れを性と謂ふ(告子上三章) せいこれをせいという(こくしかみさんしょう) 【訳】 (告子がいった)「もって生まれたままのものが人間の本性である」と。 〇松陰は、告子のいう「性は猶…