歯に如くはなし|2月26日のことです。
Release: 2019/02/26 Update: 2019/02/26
歯に如くはなし
郷党は歯に如くはなし。(公孫丑下二章)
きょうとうはしにしくはなし。(こうそんちゅうげにしょう)
【訳】
世間では重ねた年齢が最も尊ばれる。
〇松陰は、「孟子」の「三尊(爵位・年齢・道徳)」に関して、当時の長州藩士の風潮を、「爵位の尊さは知っているが、道徳の大切さを知らない。道徳の大切は知っていても、年齢を重ねた老輩・長者の尊さを知らない」と嘆いている。
孟子一日一言、2月26日の言葉です。
年齢を尊ぶこと。
権威よりも、道徳よりも、大事。
実際最近の日本の状態はどうでしょうか。
日本の経済発展を支えた年齢層が上がっていきだんだん高齢となっている。
実際メディアは問題点ばかりをあげているかもしれませんね。
もっと尊重することをしなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
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