爾あることなければ―爾あることなからん|12月28日のことです。
爾あることなければ―爾あることなからん
然り而して爾あることなければ、則ち亦あることなからん。(尽心下三十八章)
しかりしこうしてしかあることなければ、すなわちまたしかあることなからん。(じんしんしもさんじゅうはっしょう)
【訳】
このようである(生きた時代も場所もこれほど近い)のに、そうでないようであれば(今、孔子の道を見て知って伝える者がないとすれば)また同じようになる(今後はついに伝え聞いて知る者もなくなってします)であろう。
〇松陰は、「この言葉は、孟子がみずからに任ずるものであり、同時に千万世に向かって、私共はこの言葉に驚き、立ち上がり耳を傾け、肝に銘じなければならない。今日、私共が断乎としてその継承に任ずるのでなければ、後世の人々に期待を寄せることはできない。また、後世の人々が、その昔遡ってその道を求めることもできない。これは私共が生涯をかけて当たらなければならない重任である」と記している。
12月28日、孟子一日一言の言葉です。
論語、孟子などを知ってしまった以上は、だれかに伝えていくことが大事なんでしょうね。
これを繰り返して今私達も論語や孟子を知ったということでしょうね。
論語から2500年、孟子から2400年、吉田松陰から160年ぐらいなのでしょうか。
何度も繰り返し勉強する必要がありそうです。
今日も一日がんばります。