百姓親睦す|3月15日のことです。
Release: 2019/03/16 Update: 2019/03/16
百姓親睦す
死徙郷を出づるなく、郷田井を同じうし、出入相友とし、守望相助け、疾病相扶持すれば、則ち百姓親睦す。(滕文公上三章)
ししきょうをいずることなく、きょうでんせいをおなじうし、しゅつにゅうあいともとし、しゅぼうあいたすけ、しっぺいあいふじすれば、すなわちひゃくせいしんぼくす。(とうぶんこうかみだいさんしょう)
【訳】
(よき政治をすれば)一家の働き手が死んでも、遺族は他郷に流浪することはなく、ふるさとを離れる者もいなくなる。田んぼは共同耕作し、田畑への出入りも互いに誘い合い、盗賊等の見張りなども力を合わせて助け合い、病気の時などは互いに看病し合うようになれば、百姓は皆優しく、むつまじくなるものである。
3月15日、今日の孟子一日一言です。
今の日本はどうなんでしょうか。
地方の人はどんどん大都市に移動していく。
よき政治ではないということなんでしょうかね~。
あと数十年後には日本あちこちでゴーストタウンのような町が増えるような気がします。
人口減少の時代どう過ごしていけばいいんでしょうかね~。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
夫れ義は路なり、礼は門なり 夫れ義は路なり、礼は門なり。惟だ君子のみ能く是の路に由りて、是の門を出入するなり(万章下七章) それぎはみちなり、れいはもんなり、ただくんしのみよくこのみちによりて、このも…
善を好む 善を好む。(告子下十三章) ぜんをこのむ。(こくししもじゅうさんしょう) 【訳】 (孟子の弟子の楽正子は)善を好む人間である。 〇松陰は、「『善を好む』ということは、政治をとる人が座右の銘と…
恭倹 恭者は人を侮らず、倹者は人より奪はず。(中略)恭倹は豈に声音笑貌を以て為すべけんや。(離婁上第十六章) きょうしゃはひとにあなどらず、けんしゃはひとよりうばわず。(ちゅうりゃく)きょうけんはあに…
(狂者)掩はざる者 其の志嘐々然として、曰く、古の人、古の人と。夷かに其の行いを考ふれば、掩はざる者なり。(尽心下三十七章) そのこころざしこうこうぜんとして、いわく、いにしえのひと、いにしえのひとと…
伊尹の志あらば則ち可なり 伊尹の志あらば則ち可なり。(尽心上三十章) 【訳】 伊尹のような(一点の私心もなく、ただ天下を救うことをのみ思う)志があれば、それでよい。 〇松陰は、「(主君に非道な政治をさ…